どうも! カケルです!
今回は初心者にも分かりやすい麻雀の点数計算(符計算)を教えていきます!
点数計算でも難しいとされる『符計算』を中心に教えていきますので役や翻数は覚えて何となく点数計算は分かったけど『符計算』が分からない! という方はこの機会に覚えてしまいましょう。
難しいイメージがあるかと思いますが符が固定されている役、符が上がる条件をある程度覚えてしまえば意外と簡単です。
ざっくりと点数計算が分かる人は覚えやすいと思います。
ルールによって点数計算(符計算)は変わるので、今回は天鳳が採用している点数計算(符計算)を使用します。
点数計算(符計算)を覚えるメリット
ネット麻雀などはあがれば自動的に点数計算してくれるので別に必要ないよ、と思う方もいるかもしれませんが符計算を覚えると符ハネによる高い点数を狙えたり、条件戦に強くなります。
符ハネとは例えば符が30符から40符にあがるように手作りすることです。
後に詳しく説明しますが同じ3翻でも30符3翻と40符3翻は点数が違います。
このように同じ3翻でも40符3翻の方が1300点高くなります。
なので自然に狙えるのであれば符があがる選択をした方が打点が上がり得をするので知っていると知らないでは大違いですよね。
これは条件戦に強くなるでも該当しますがトップを狙うとき、ラス回避を狙うとき符計算を覚えていれば効率良く条件に合う手作りが出来ます。
例えば1位との差が5000点差であれば40符3翻の5200点を作る思考が出来ますし、3800点差であれば30符3翻の3900点で良いと判断出来ます。
特に中級者、天鳳で言うと特上卓からは点数計算を覚えて欲しいですね。
トップを狙う、ラス回避など点数計算が完璧であれば無駄なく条件に合う点数の手作りが出来るので成績の向上にも繋がります。
符計算は20符~60符覚えればOK
麻雀の符計算は20符~60符まで覚えればほぼマスターと言っても良いです。
実戦ではほぼこの符内で収まりますので知識としては上級者とあまり変わりません。
プラス70符の点数計算が出来れば完璧なので覚えても良いですが趣味であればその都度調べても良いです。
70符以上は必ず暗カンが入り3翻以上あれば満貫になるので赤有り麻雀においては出現頻度は非常に低いです。
80符、100符など偶数になる符は特別な計算式で分かるので後の項目で計算方法を書きますね。
90符は10年の麻雀人生で一度位しか見たことがないので、こちらもその都度調べても良いですw
最初に20符~40符を覚えよう
まずは出現頻度が高い20符~40符を覚えましょう。
正直これを覚えれば符計算の半分以上を覚えたようなものですw
これが符計算の始まりで基本なのでしっかり覚えましょう。50符以上の符計算の時にもこの基本が活きてきます。
固定の符計算
ここでは固定の符を書いていきます。
どんな条件が追加されても符は変わらず固定です。
平和のツモは20符固定
20符は平和のツモの時しか発生しません。
ツモの場合のみ20符固定です。
ツモ
手役はリーチ・ツモ・平和・タンヤオの4翻で平和のツモなので
20符4翻=1300点・2600点となります。
平和のロンは30符固定
平和のツモは20符固定でしたがロンの場合は30符固定となります。
ロン
手役はリーチ・平和・タンヤオの3翻で平和ロンなので
30符3翻=3900点となります。
七対子は25符固定
特殊な役、七対子も25符固定です。
ただ平和はツモのみ固定でしたが七対子の場合はツモもロンも両方固定で25符です。
ロン
手役はリーチ・七対子の3翻で七対子なので
25符3翻=3200点となります。
符計算の基本
今まで固定の符計算を紹介しましたがこれから符が上がる条件をシステム・牌姿を説明して行きます。
符は20符から始まるのでそこから符が上がる条件を追加して計算していきます。
符は切り上げなので例えば合計32符ある場合切り上げて40符となります。
なので分かりやすく言うと40符にするには20符から始まるので12符あれば切り上げて40符になります。
+10符の場合は丁度30符なので切り上がりません。
それをふまえた上で符が上がるシステム・牌姿を見ていきましょう。
符が上がる条件
システム
システムとは符における麻雀の決まりごとです。
このケースは符が上がるので覚えておきましょう。
- 面前でロンした場合→+10符
- 面前、鳴き手でツモあがりした場合→+2符
この二つがシステムの基本ですね。
見て分かる通りツモ2符に比べてロンは10符あるのでロンの方が符効率は良いのですね。
先程、平和ツモは20符固定でしたがロンが30符なのは
- 面前でロンした場合→+10符
が該当しているから20符+10符=30符だと考えて下さい。
注意して欲しいのはロンの場合面前のみ10符付くという事です。
なので鳴いている場合は面前ロンの+10符を頼らずに12符以上の符が作れないと符ハネして40符にはなりません。
牌姿
牌姿は種類が多く鳴きやカンによって符が上下します。
ペンチャン・カンチャン待ち +2符
単騎待ち(役牌以外) +2符
ノベタン待ちも単騎待ち扱いとなります。
+2符
役牌対子 +2符
場風、自分の風牌、役牌(白、発、中)が2枚、雀頭に使用
天鳳では『場風、自分の風牌』が重なるタブ東、タブ南の対子は連風牌となり+4符になる。
+2符
東場東家の場合連風牌となり
+4符
役牌対子、連風牌は単騎待ちとも併用出来ます。
役牌単騎 +4符 (単騎2符+役牌対子2符=4符)
連風牌単騎 +6符 (単騎2符+連風牌対子4符=6符)
暗刻
2~8の数牌
+4符
ポンしている場合
+2符
明カンしている場合
+8符
暗カンしている場合
+16符
1、9、字牌
+8符
ポンしている場合
+4符
明カンしている場合
+16符
暗カンしている場合
+32符
さてざっと符が上がる牌姿を書いていきました。難しそうと思っている人もいるかもしれませんが、案外実戦で意識してやると自然と覚えていくものです。
符計算のコツ・思考
デフォルトのあがりは30符か40符
実戦で自分があがる時あがり形を確認してみましょう。
符が上がる条件のシステム・牌姿が該当しなければ符は上がらないので
30符か40符のあがりになります。
例の手牌を見てみましょう。
この手牌をリーチしているとしましょう。
そしてをロンしたとします。
この手牌で符が上がる条件は何か考えてみましょう。
まずシステムの
- 面前でロンした場合→+10符
が該当し+10符。
次に牌姿が6pが暗刻なので+4符です。
他に上がる条件はないのでこれを計算すると
20符(計算の始まり)+10符(面前ロン)+4符(6pの暗刻)=34符
そして一桁の値は切り上げるので34符→40符となります。
点数計算ではリーチ・タンヤオの2翻なので
40符2翻=2600点となります。
をツモの場合の符も確認しましょう。
ツモなのでシステムの
- 面前、鳴き手でツモあがりした場合→+2符
が該当し+2符。
6pが暗刻なので+4符
これを計算すると
20符(計算の始まり)+2符(ツモ)+4符(6pの暗刻)=26符
これも一桁の値を切り上げて26符→30符となります。
点数計算ではリーチ・ツモ・タンヤオの3翻なので
30符3翻=1000点・2000点となります。
どうでしょうか? こうやってみると意外とシンプルで簡単ですよね。
今の例の手牌が簡単だというのもありますが、実戦ではよく遭遇する手牌なのでこういう計算が多くなります。
そして覚えていて欲しいのは例の手牌のように符ハネがない場合
面前ロンは40符、ツモは30符ということです。
先程書いた固定の符計算以外の符が上がらない場合の計算は面前ロンは40符、ツモは30符から始まる事になります。
先程の例の手牌を見てみましょう。
この手牌の6p暗刻のように平和以外の形は必ず何かの暗刻があります。
なので面前ロンの10符と+4符(暗刻)=14符
20符+14符=34符→40符になるということです。
鳴きと例外
しかし鳴いている場合は別です。
この形であがると面前ロンの10符が付かないので
であがっても30符1翻で1000点になります。
ここで符の計算に違和感がある人は鋭いです。
そう実はこの鳴き手の符計算をすると20符になってしまうんですね。
面前ロンで10符も付かず、暗刻がないので4符も付かないので
計算の始まりの20符しかなく、20符1翻になってしまいます。
これは30符1翻が一番点数が低い1000点と設定されているため、例外としてこういう喰いタン系は30符となり1000点になるという取り決めですね。
なので固定の符計算で書いたように20符であがれるのは平和ツモのみなんですね。
40符のツモあがり例
色んなケースがありますが1つ例の手牌で見ていきましょう。
リーチしている状態でツモの符計算と点数計算を考えてみましょう。
ツモ(2符)+の暗刻(4符)+の暗刻(4符)+役牌対子 (2符)=12符
20符(計算の始まり)+12符=32符→40符
点数計算はリーチ・ツモの2翻なので
40符2翻=700点・1300点となります。
ツモはロンに比べて符ハネはしづらいですが、暗刻があったり、役牌対子、ペンチャン・カンチャンなどが複合して符ハネするケースが多いです。
符計算のコツ・思考まとめ
特に符ハネしない場合は面前ロンは40符、ツモ30符になる事を覚えておいて下さい。
その上で符ハネする場合の事を符が上がる条件に当てはまる牌姿がないか意識して打つようにしましょう。
特に暗刻がある場合(字牌の暗刻は符ハネしやすい)、ペンチャン、カンチャン、役牌対子、単騎など符の複合が多い牌姿は意識しておこう。
50符、60符になりやすい牌姿
50符、60符にしても今までの意識と変わりませんがここまで符が上がる場合特別な牌姿になっていることが多いです。
特に多いのは字牌の暗刻やカンをしている場合です。
字牌の暗刻は1つあるだけで8符なので何かと複合するとすぐに12符以上になり符ハネします。
カンの場合は2~8の数牌で16符、1,9、字牌で32符と他のと比べて大きく上がるのでカンをしている場合はしっかり何符あるか確認しなくてはいけません。
50符の牌姿
リーチしている状態でをロンした時の符計算、点数計算を考えてみましょう。
面前ロン(10符)+の暗刻(4符)+の暗刻(8符)=22符
20符(計算の始まり)+22符=42符→50符となります。
点数計算はリーチ・役牌の2翻なので
50符2翻=3200点となります。
ツモの場合も計算してみましょう。
ツモ(2符)+の暗刻(4符)+の暗刻(8符)=14符
20符(計算の始まり)+14符=34符→40符となります。
点数計算はリーチ・ツモ・役牌の3翻なので
40符3翻=1300点・2600点となります。
やはりロンの方が符が上がりやすいですね。
ツモの場合50符にするには、14符あったので更に何かで+8符して22符にすれば50符になります。
20符(計算の始まり)+14符+8符=44符→50符
60符の牌姿
リーチしている状態でをロンした時の符計算、点数計算を考えてみましょう。
面前ロン(10符)+のカン(16符)+の暗刻(8符)=34符20符(計算の始まり)+34符=54符→60符となります。
点数計算はリーチ・役牌の2翻なので
60符2翻=3900点となります。
ツモの場合も計算してみましょう。
ツモ(2符)+のカン(16符)+の暗刻(8符)=26符20符(計算の始まり)+26符=46符→50符となります。
点数計算はリーチ・ツモ・役牌の3翻なので
50符3翻=1600点・3200点となります。
70符は1、9、字牌のカンで確定する
1、9、字牌のカンして面前であがると最低でもロンは70符、ツモ60符が確定します。
ロンの場合
- 20符(計算の始まり)+面前ロン(10符)+役牌のカン(32符)=62符→70符
ツモの場合
- 20符(計算の始まり)+面前ツモ(2符)+役牌のカン(32符)=54符→60符
70符で3翻以上あると満貫になりますが2翻以下だと麻雀の点数上1番複雑な点数になりますw
一応記載しておきます。プロの方は覚えましょうw
子の点数
70符1翻 ロン:2300点 ツモ:600点・1200点
70符2翻 ロン:4500点 ツモ:1200点・2300点
親の点数
70符1翻 ロン:3400点 ツモ:1200点オール
70符2翻 ロン:6800点 ツモ:2300点オール
60符、80符、100符の特別な計算方法
最初にも書きましたが60符以上の偶数の符は特別な計算方法で簡単に出すことが出来ます。
どちらかというと計算というよりは法則ですね。
その法則とは符を半分に減らし翻を+1にする事が出来る。
例を出して詳しく説明していきます。
60符3翻の点数は7700点ですが符を半分に減らし翻を+1にしても点数は同じという法則です。
60符3翻=7700点→符を半分に減らし翻を+1→30符4翻=7700点
とどちらも同じ点数になります。
これを利用すると80符、100符の計算を早く出来ます。
80符2翻と40符3翻はどちらも5200点です。
- 100符2翻→符を半分に減らし翻を+1→50符3翻
100符2翻と50符3翻はどちらも6400点です。
このように60符以上の偶数の符で計算が難しいものは法則を使い分かる点数に変える事が出来ます。
奇数の符は利用出来ませんが、偶数の場合応用が利きますので符が60符以上で点数が分からないときは利用しましょう。
まとめ
さていかがだったでしょうか?
難しいと言われる符計算ですが一度覚えてしまえば意外と簡単です。
瞬時に計算するのは難しいので実戦の中で意識し最初は時間がかかってもいいので頭の中で計算しておくと向上していくでしょう。
手作りの際自分のあがり点数をしっかり把握する事は上がり点の上昇、トップ狙い、ラス回避などの条件戦に有利になります。
是非中級者以上の人、強くなりたい人は点数計算・符計算をマスターしましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました!