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前回の続きとなります。見ていない方は初めに見ておく事をオススメします。
*前回の記事
前回は対リーチの押し引きがメインでしたが今回は対鳴き手の押し引きを中心に書いていきます。
*注意:順位や点数状況は特にない平場(4人とも点数に大きな差がない)設定で押し引き判断をしています。
順位や点数状況による押し引きについてはこちらの記事をご覧下さい。
対リーチの場合は一発や裏ドラなど偶発役が付き安い手も高くなるケースがありますが対鳴き手はカンなどがない限り点数は変わりません。
なので鳴き手の場合はある程度振り込んだ時の打点が読みやすいです。
また対リーチは相手のテンパイ宣言なので確実にテンパイしていますが、対鳴き手はテンパイしているとは限りません。
2副露、3副露の場合や中盤から終盤の順目、捨牌の派手さ(中張牌が多いなど)が重なるとテンパイ確率がありますが、テンパイしてないケースもあるので、自分が勝負手の場合は対リーチより対鳴き手の方が攻めやすくなります。
対リーチより対鳴き手の方が打点が読みやすいので攻めやすいと書きましたが攻めづらい対鳴き手もあります。
それは見るからに高い鳴き手と、高い可能性がある鳴き手です。
見るからに高い鳴き手とはドラのポンをしている、ドラを含んだホンイツなどですね。
これは鳴いている牌で満貫以上が確定しているので振り込めば高いということが分かります。
高い可能性がある鳴き手とはホンイツやトイトイなど役が絡んでいる可能性がある鳴き手です。
例えば役牌を鳴いて色が片寄った捨牌をしている(ホンイツ警戒)、ポンを2つ以上している(トイトイ警戒)ですね。
この場合は満貫以上かは鳴いている牌からは確定してませんが、3翻以上の可能性があるので警戒が必要です。
ここで例の実戦譜を見てみましょう。
現在親番で北家にドラの4pがポンされた直後に4sをツモった1シャンテンの手牌です。
この状況が先ほど書いた『攻めづらい対鳴き手』の見るからに高い鳴き手が入った状態ですね。
まだ北家がテンパイしているか分かりませんので『親番』で1シャンテンという事もありまだ攻めるつもりです。
4sを切れば平和の可能性がある1シャンテン、8sを切れば面子手、七対子の1シャンテンになるので少し迷いますが北家が1sと7sを切っているので中筋の4sを切ります。
まだテンパイしているか分かりませんが8sより4sの方が現状安全なので一応対応した一打となっております。
また北家の役は恐らくタンヤオなので安全な9sを勝負打牌に出来る、また9sを2枚切ってオリる(回し打ち)事も出来るのも七対子を選ばなかった理由です。
5mをツモり打牌選択です。
親番なのでもう少し攻めたいですが、終盤になってきたので北家がテンパイしている可能性を見て9sを切りで様子を見たいと思います。
7sをツモれば勿論リーチですが、6m・9mを引いても渋々リーチします。
一応自分の捨牌に4sがあるので筋ひっかけになっているので通常のペン7sよりはあがりやすそうです。
結果は南家がリーチをして西家から満貫をあがりました。
北家の待ちは2m・5mだったのは少し5mが危なかったですねw
5mの場合は2m・5m待ち、5m・8m待ちと両方当たるのでテンパイしたら5mより安全な8mを切ろうとは思ってましたが6mをツモってイーペーコーが出来ていたら揺らいでいたかもしれませんw
次は高い可能性がある鳴き手の実戦譜を見てみましょう。
現在西家で北家がソウズのホンイツかもしれない鳴きと、東家がトイトイかもしれない鳴きをしている状況です。
北家と東家が高い可能性がある鳴き手に該当するので対応は難しいですね。
終盤に近づいてきて1シャンテンの手牌ですが有効牌の4mが薄いので少し攻めづらいですが北家と東家も打点が高いかどうかまだ分からないので素直に進めます。
もう1副露鳴かれてから対応するという感じですね。
3sを引きマンズの2度受けが解消され、やる気が出たのであがりに向かい進めます。
私が切った2pが東家に鳴かれてトイトイからまさかのチンイツも少し見えてきました。
チンイツの可能性は低いですが、この順目であがりは難しそうなのでトイトイに振り込みそうな牌(生牌や1枚切れの牌)や万が一のチンイツを警戒してピンズはもう切らないようにします。
北家は特に動きはないのであまり警戒していません。
結果流局となりました。
北家は一通の仕掛けで、東家はチンイツ・トイトイでした。
東家まさかのチンイツがありましたねw北家の4順目、5順目の6p・3pを鳴いていないので流石にチンイツはないだろうと思いましたが、その時は鳴ける手牌ではなく中盤からチンイツを目指したようでした。
さていかがだったでしょうか?
例の実戦譜のように見るからに高い鳴き手は打点が確定しているのでかなり警戒しますが、高い可能性がある鳴き手は打点が確定していないため認識はしますが対応はあまりしなくても良いです。副露が増え役が絡む可能性が高くなってから対応しましょう。
このように前回の記事の対リーチ押し引き判断と比べて対鳴き手の押し引き判断は少し条件が軽くなるんですね。
『押し引き』のテーマは重要なので今度も定期的にやっていきたいと思います!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
どうも! カケルです!
特上卓で打った実践譜を使用し、特上卓で勝つための戦術・思考を教えます。
今、特上卓で苦戦している人は参考にして下さい!
ちなみに現在の成績です。
それでは始めていきます!
押し引きとは自分がテンパイしている、もしくはしていない状況で相手のリーチ、鳴き手に危険牌を切って勝負にいくか、オリ気味、ベタオリするかの選択・判断することです。
簡単に言うと押し(あがりに向かう)、引き(オリる)ですね。
相手からリーチが入ったとき自分は1シャンテンやテンパイしている状況など良くありますが攻めるべきか、オリるべきかの選択で悩む事がありますよね。
今回は対リーチを中心に押し引きの判断基準について書いていきます。
まず押し引き判断の基本事項を書いて行きます。
*注意:順位や点数状況は特にない平場(4人とも点数に大きな差がない)設定で押し引き判断をしています。
順位や点数状況による押し引きについてはこちらの記事をご覧下さい。
では見ていきましょう!
2シャンテン以下の状態は基本ベタオリが正しいです。
勿論全て共通して言えますが安全牌、比較的安全牌は切りあがれる可能性は残しますが自分が後2枚有効牌が必要な状況で1牌でも危険牌を切るのは損だと判断します。
自分がまだテンパイも遠い状況なので押し気味に打つのは現状失点のリスクしかなく加点のリターンが受けられません。
こんなに見合わない勝負はないので、この意識をしっかり持ちましょう。
1シャンテンの判断は特に迷うと思いますがこの判断を基準に考えると良いです。
ただ注意して欲しいのは以下の条件が複数加わる場合のみ押すようにしましょう。
特に『良形』『高打点』の条件が重要で押し引きに大きく影響するので覚えておいて下さい。
中々ケースバイケースが多い部分なので一概には難しいですがこの条件が2つ以上あれば押してもそんなに悪い結果にはならないでしょう。
ただ中々テンパイせず終盤までいくと自分のあがりの可能性が減り、相手のリーチの待ち牌も絞られてくるのでどこかで自分の手牌を見切る柔軟性も必要になってきます。
ここで例の実戦譜を見てみましょう。
現在親番でリーチが入っており、手牌は七対子の1シャンテンです。
この状況の押し引きを考えてみましょう。
まず先程の押しても良い条件を確認しましょう。
七対子なので『良形』は該当しないですね。
何かの字牌単騎になれば『良形』とも取れますがそのためには危険牌を切らなければ厳しそうです。
『高打点』も裏ドラなどの偶発役がないといけないので該当しません。
なのでこの状況、手牌では『親番』だけが該当しますので危険牌を2枚以上は押したくないと判断出来ます。
ただ幸い押す牌に安全牌が多いので安全にあがりを目指すことが出来ます。
安全牌の東・中と切り『親番』ということで中筋の5mも切ります。
ドラの南をツモり安全牌の打3m。
これでドラの南をもう1枚引いたり、ドラ単騎でテンパイすると『高打点』になるのでテンパイすると危険牌を1枚切りたい状況になりました。
順目は終盤を迎えていますが、押しても良い条件が『親番』『高打点』の2つになったのでテンパイした場合危険牌を1枚切ります。
しかし実戦ではテンパイすることなく危険牌を引いてしまいました。
終盤を迎えあがり率が低くなった事に加え危険牌が2枚になったので
ここは2sを切ってオリます。
勿論2sを対子落としして安全牌だけを切りテンパイ出来るようであればテンパイ料・親連荘のため頑張りますが無理はしません。
ここで注目して欲しいのは私の捨牌で比較的安全牌しか切ってない事です。
勿論偶然安全牌が続いた事もありますが中筋の5mが少し怖いくらいでテンパイするまで危険牌は切らない構えでした。
このようにはテンパイまでは安全牌、比較的安全牌を切り、テンパイ時に危険牌を切り振り込みのリスクを負い、あがりのリターンを目指すのが理想です。
そして順目が終盤や危険牌が2枚になったら自分の手牌を見切ってオリる柔軟性も大事です。
この辺は実戦経験や戦術本などの知識が活きてくる部分ですね。
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これは純粋に親の打点が子の1.5倍という部分が大きいですね。
子が親に振り込むと致命傷になることも多いので親のリーチと勝負するときはリスクが高い事を覚えておいて下さい。その上で見合う手牌で勝負するようにしましょう。
親の場合は親被りで子の2倍の点数を払わなくてはいけないため押しやすいという側面もあります。
2軒リーチは振り込み率も上がっているので1シャンテンからでも相当の良形・高打点でなければ2人の危険牌を切ってはいけません。
大体早めに決着着くことが多くリーチ者が2人いるので安全牌にもあまり困ることもないので大人しくベタオリが正しいです。
今までは1シャンテンや2シャンテンの話でしたがそもそもテンパイしていれば大体押して(リーチ)良いです。
先程の実戦譜をもう一度見てみましょう。
例えばリーチを受けた同順この手牌がテンパイしたとしたら出来るだけ良い待ちでリーチしましょう。
3m、5mを引いたら東単騎でリーチもありです。後山に1枚しかいない東の地獄単騎リーチですが他家が掴めば出るので悪くない選択です。
このケースは七対子で単騎待ちでしたが両面は勿論、ペンチャン、カンチャン、シャンポンでも追っかけリーチしても良いです。
やはりすぐ同順でテンパイして相手と同じあがれる状態になるというのは失点の危険はありますが加点のチャンスなのでオリるよりはどんな待ちでも追っかけリーチした方が得になることが多いです。
注意して欲しいのはペンチャン、カンチャン、シャンポンで追いかけリーチした時にあがり牌が捨牌に2枚以上切られている場合など弱すぎる待ちはリーチをしない方が良いです。
ただでさえ愚形待ちなのであがり牌の枚数が少ないのは痛いのですね。
両面などの良形は問題ないと思いますが愚形は1枚切れまで追っかけリーチしても良いと覚えておきましょう。
さていかがだったでしょうか?
リーチを受けているとき2シャンテン以下はオリ、1シャンテンは条件により押し、という事が分かったと思います。
特に1シャンテンの場合は判断が難しく
だと書いてきました。
やはり1シャンテンと言えどテンパイには敵わないと言うことですねw
この辺のバランスは難しいですが実戦や私のブログ、戦術書などで力を付けていきましょう。
次回も同じテーマについて戦術・思考をお届けするのでお楽しみに!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
*次回
前回の続きとなります。見ていない方は初めに見ておく事をオススメします。
前回でも使用した上記の実戦譜でも満貫をツモれば1つ上の着順の人と並ぶ、逆転するという条件がありましたが、条件の目安としては満貫ツモ条件を目指しましょう。
つまり1つ上の順位の人とは10000点差までに抑えるのがポイントです。
上記の実戦譜では満貫ツモをすると競っている3位の親が満貫親被りをするので12000点変わります。
8000点が入り子は2000点失点するので
(8000点+2000点=10000点)
8000点が入り親は4000点失点するので
(8000点+4000点=12000点)
12000点が入り子は4000点失点するので (12000点+4000点=16000点)
上記の実戦譜では
が該当し現在点差は10100点差なので、満貫をツモると12000点差変わり1900点上の3位に上がることが出来ます。
このように南3局、オーラスで下位の場合は出来るだけ1つ上の着順を目指しつつオーラスに満貫条件でラス回避が出来る条件を作るように打ちましょう。
1つ上の着順の人かオーラス、子か親かで満貫条件の点数が変わるのでしっかり確認しましょう。
下位でオーラス親番を迎える場合はあがり続ければ連荘出来ますが、他家も必死にあがりにくるので出来るだけ点差を短めておいた方が有利です。
目安として満貫ツモ条件を目指すよう書きましたが条件としては難しい事を覚えておいて下さい。
これはある意味最後の生命線で現実的に可能性を追いやすいので目安としていますがさらに条件を楽にする努力をしなくてはなりません。
そこで何度も書くように南3局、オーラスの打ち方が大事になっていくのですね。
ここで満貫ツモ条件より良い条件を必要な点数別に見ていきましょう。
親の場合は連荘があるので子の条件だけを比較していきます。
点差表
満貫ツモ(子なら10000点差、親なら12000点差変わる)
↓
満貫ロン(8000点差変わる、ロンした相手とは16000点差変わる)
↓
1300点・2600点ツモ(子なら6500点差、親なら7800点差変わる)
↓
3900点ロン(3900点差変わる、ロンした相手とは7800点変わる)
↓
700点・1300点ツモ(子なら3400点差、4000点差変わる)
このように下に行けば行くほど条件が軽くなります。
ツモによって子、親との差が何点変わるか覚えておくと判断が早くなるので上記で書いた点差表は覚えておくと良いでしょう。
満貫ツモと満貫ロンはそれほど違いはないと思う人もいるかもしれませんが、大分満貫ロンの方が楽になります。
実戦譜ですが現在3位とは7900点差でラス回避条件が満貫ロンとなっています。
満貫ツモはツモ条件なので誰かからあがり牌が出ても見逃してツモにかけなくてはいけないですが、出上がりで満貫が確定している場合は誰からでもあがれるのでツモと比べて4倍(自分のツモ含めて3人からロン出来るので)の期待値があります。
また、リーチ・タンヤオ・ドラ1=5200点の手でもツモれば2000点・3900点のあがりで条件をクリアし、ロンでも裏が1枚乗れば満貫で逆転なので裏期待で自然にあがりましょう。
裏ドラや一発など不確定ですがオーラスに条件が出来た以上その不確定要素とも上手く付き合わなくてはいけません。
不確定要素に頼るのは嫌な人もいるかもしれませんが、総合的な期待値は私は高いと思っているので是非実践して下さい。
ロンの場合、ツモと違い特定の相手からあがるので自分の加点と相手の失点で点差が倍変わります。
詳しく解説していきます。
点差表の
が該当しますのでこれを例にします。
自分がAから8000点あがると自分は8000点加点されAは8000点失点するので
8000点(自分:加点)+8000点(A:失点)=16000点
となるのが原理ですね。
これを利用すると自分が4位の時3位との差が15000点差でも
競っている3位から8000点をあがると16000点差が変わるので一発で逆転出来ます。
中々特定の、しかも競っている相手から直撃を狙うのは難しいですが、チャンスがあれば満貫ツモ条件と平行して狙いましょう。
注意して欲しいのは天鳳の満貫は40符4翻からなので30符4翻は7700点のあがりとなります。
30符4翻ロン=7700点
30符4翻ツモ=2000点・3900点
なので微差の戦いの場合は注意が必要です。
今までは下位の場合の打ち方を書いてきましたが、ここではローリスクで1位を狙う思考を書いていきます。
実戦譜を見てみましょう。
オーラス現在2位で1位との点差は1100点です。
1位との点差が近いので勿論トップを狙うのですがポイントは3位、4位との点差です。
ここから4位に落ちる事はほぼなく、3位の北家に跳満以上振り込むか倍満をツモられない限り3位に落ちる事もありません。
このように4位に落ちてポイントが減るケースがほぼない場合は1位だけを目指して打つことが出来ます。
天鳳はポイントを失うリスクがない時は強気に打てることが出来るのですね。
しかも3位の北家にも満貫まで振り込みなら2位でこのゲームを終えることが出来るのでローリスク・ハイリターンなのですね。
もし3位の北家に跳満を振り込み3位になってもポイントは減らないので安心なのですね。
この思考は特に六段が持つべきですが特上卓は1位を取れるとき取ってポイントを稼げないと中々ポイントが増えません。
2位が30p、1位が75pなので、こういうノーリスクで1位を目指せる局面では2位はおまけ程度で1位を目指した方がポイント効率で有利になります。
特に六段は4位を取ると-120pなので是が非でもこのゲームで1位の75pが欲しいのですね。
なのでこの局面では1位を目指すため、1000点のツモ、1位からの1000点のロン、2000点のあがりを狙います。
西のみの1000点テンパイしました。
出来れば2000点にしたかったですが2枚目の西で順目も中盤なのでテンパイは取りましょう。
これでツモか1位からのロンで逆転なので他2人からは見逃してあがりません。
南家が白とドラの8sをポンして満貫以上が確定していますが倍満までは振り込んでも3位なので振り込みを恐れず、あがりを目指しましょう。
この時、南家が満貫以上という情報だけを恐れてオリや2位確定あがりを選択してはいけません。
この状況ではホンイツやトイトイなどが絡まないと倍満以上は難しく、捨て牌を見るとホンイツはなさそうなので高くて跳満かなと推測します。
また南家が満貫以上をツモると1位の親番の方が親被りで私が1位になるケースもあります。
南家の満貫はもう確定しているのでツモったり1位からあがれば私が1位になりますが現状私もあがれる状態で自力で1位を目指せるので誰かがあがっての1位の繰上げはおまけと考えてあがりを目指します。
ここは難しい所ですが南家は3位からもあがる事と自分が1位になるには条件がありますがあがれる事、4位になるケースがほぼない事から判断しあがりを目指します。
3位の北家からあがり牌が出ましたが順位が変わらないのであがりません。
同じ理由であがりません。
何枚持ってるんwwと思いますがやはりあがりませんねw
終盤ですが親がノーテンの場合テンパイ料で1位になるのであがりません。もし親がテンパイでも2位終了なので今あがっても同じなのであがる意味はないですね。
南家もチーが入りほぼ満貫か跳満で、北家の仕掛けもラス回避のためなので何を振り込んでも2位になると思います。
ほとんどのケースで2位終了なのでこのまま攻め切りましょう。
運良くツモることが出来1位になりました。
こういうあがりは珍しいですが、このように積極的に1位を目指す局面があるのでしっかりリスクとリターンを意識して判断しましょう。
さていかがだったでしょうか?
下位の南3局、オーラスに目指すあがりを決めて何とか満貫ツモ条件にする意識が必要だと書いていきました。
ただ満貫条件は難しいのでより条件を軽くするための意識、点差表を覚えて無駄なくあがる点数を把握するようにしましょう。
上位の場合はいかにリスクを減らして上位を目指すかが重要です。
今回のケースのように4位の心配がほぼない場合は強引に上を目指すのもありなのですね。
ただ今回は1位との点差が近かったのが1位を目指す要因になりレアケースなので確実な2着を負う場面もあるかと思います。
1つ上と下の順位を意識して、自分が狙える順位を思考するようにしましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
どうも! カケルです!
特上卓で打った実践譜を使用し、特上卓で勝つための戦術・思考を教えます。
今、特上卓で苦戦している人は参考にして下さい!
ちなみに現在の成績です。
それでは始めていきます!
*前回の記事
こちらでも順位と持ち点によって押し引きの判断・思考を書いてきましたがこちらもラス回避を含め順位を上げる思考を書いていきます。
東場では周りの点数状況も気にせず普通に打つと思いますが最終的に上の順位を目指す打ち方、ラス回避を目指す打ち方を南場で判断し打ち方を変える必要があります。
そうすることで上位にいる場合は1位を目指す打ち方、もしくは2位を守る打ち方を意識し、下位の場合は3位以上を目指し、3位は現状維持か2位を目指す打ち方を意識し、オーラスで有利に戦うことが出来るような試合運びをします。
目安としては南2局としているのは、南3局、南4局(オーラス)の順位・持ち点状況がとても重要だからです。
当たり前の話ですが現在何局であろうと上にいればいるほど有利です。
この局に1位だとして、振り込まずに誰かにツモられても1着順落ちの2位がキープされます。
しかしこの局3位だとして同じ状況が起こればポイント失う4位に落ちてしまいます。
この差が点数状況における思考としてとても重要です。
つまりどんな局面でも順位は上下に入れ替わる可能性があります。
先程の例を現在何局かで考えてみましょう
局面を東3局、南2局で上位者、下位者の順位変動を書いています。
上位者はどちらにしてもそれほど痛くありませんよね。東3局に比べて南2局に順位が下がると局数が減り、トップ率は下がりますがまだ希望があります。
問題は下位者ですね。東3局と南2局どちらも順位が下がりましたが明らかに南2局に順位が下がる方が痛いです。
何故南2局に順位が下がる方が痛いかですが東三局に比べて局数が少なく逆転のチャンスが少ないからです。
東三局に順位が下がって東4局にいっても南2局まで普通に打てますが、南2局が終わって南3局にいった場合はオーラスを出来るだけ有利に打てるよう打ち方を変えなくてはなりません。
やはり南3局に3位、南4局に3位でも4位にいるよりはラス率が低いのですね。
南4局3位は自分のあがり以外にも4位以外があがるとラス回避が出来ます。
点数状況によって他家に振り込むと4位に落ちる状況があり難しいですが、それでも4位はほぼあがり以外ラス回避は難しいので有利なのですね。
上位者は好きな点数を自然に上がれますが、下位者は条件が出来、あがれない点数が出てきます。
これによって下位者はある程度の手作りを要求されスピードが落ちる事になり不利になります。
下位者にとって南3局などあがりの価値が高いですが、他3人もあがりに向かうのであがりが厳しい時もあるでしょう。
勿論麻雀は全て勝てるわけではないので避けては通れない戦いでもあります。
ここで下位者が出来るだけ有利に進めるための思考を書いていきます。
南2局以降自分の1つ上の着順の人をマークしよう。
1位が気になるかもしれませんが、まずは1つ上の順位を目指しましょう。1つ上の順位なら意外と離れていないもんですw
特に注目する点は点差ですね。これによって目指すあがりが決まります。
ここで実戦譜を見てみましょう。
南2局、現在4位で親番です。
ライバルは3位の南家ですね。
点差は11100点なので2600オールで並び4000オールで逆転できる位置です。
親番なので何を上がっても良いのですがこの手牌はまずまずまとまっていて南を鳴くことが出来るので赤とドラを利用し5800点をあがりたいですね。
無理そうでしたら2900点をあがり連荘を目指す。愚形で5800点を無理にあがるよりは両面などの良形で2900点をあがる方が実践的です。
1枚目の南ですがちょっと仕掛けづらいですね。
捨牌1段目はスルーですが2枚目は鳴きで他家に鳴きが入ったり、リーチが入ればスピードを合わせるために鳴きます。
赤5pを引き南・ドラ2の5800点が見えたので南は1枚目から鳴きます。
結果としては北家が鳴き仕掛けをしすぐにあがりました。
続きの実戦譜です。
南3局変わらず4位のままで北家です。
3位とは10100点差です。
この点差なのでオーラスに条件を軽くするため是非ともあがりが欲しい局面です。
また3位の方が親番なので満貫をツモると親被りで3位にあがるチャンスです。
この手牌は何とか面前で仕上げてリーチを目指したいですね。形は悪いですがドラが2枚あるのでリーチしてツモると満貫クラスのあがりが見込めます。
ツモ次第でタンヤオになると終盤は妥協して鳴き、タンヤオドラ2のあがりを目指す可能性があります。
やはりあがれないより、あがったほうがオーラスのラス回避条件が軽くなるので心の準備をしておきましょう。
8順目、二軒からリーチが入り追い込まれますw
しかし二軒の安全牌はなく、あがりたい状況なので真っ直ぐいきましょう。
不利な状況ですが点数状況的には押すしかないです。
現状何を鳴くかは難しいのでもう少し様子を見たいです。
7sを引いて1シャンテンになりましたがこの3pが南家の当たり牌で1300点の失点になりました。
恐らくこのルートが精一杯だったので仕方ないでしょう。
続いてオーラスです。
オーラス、4位のまま西家です。
3位とは11400点差です。
何とかオーラス3位以上で迎えたかったですがこういう時もあります。
きちんとラス回避条件を確認して最後まで諦めずに頑張りましょう!
ラス回避条件は3位から6400点以上のロンあがりか、誰でもOKの跳満のロンかツモあがりです。
6400点は中々作れないのでとりあえず満貫を作る手作りをしましょう。
跳満条件は中々難しいので偶発役の一発や裏ドラを期待して満貫を目指すのが基本思考です。
その中で234の三色や456の三色を意識しながら中張牌を集めていくイメージで手を進めていきます。若干ですがマンズの一通も意識しましょう。
中々役を付けるのが難しく終盤まで来ましたがこんなテンパイをしました。
これは順目の兼ね合いでリーチしましょう。
一発でツモって裏1か裏2条件ですがこれが限界だと判断しました。
ドラの2pを使いたかったですがイーペーコーがあるので同じ1翻として良しとし、周りもテンパイしていそうなので手変わりを待つのは遅く、危険(余ったパイで振り込む)と判断してのリーチです。
また自分から4mが4枚見えており全体的にマンズも安かったので山に3mがいそうという理由もありました。
実際に3mは2枚山にいましたねw一つは王牌でしたがw
まぁこれに関しては偶然の要素が強いので威張ることは出来ませんが結果はツモれず4位終了でした。
結果論ですが一発でツモれば裏も乗り逆転が出来ましたねw
中々4位から厳しい条件をクリアするのは難しいですが、今回と同じように何度も条件に合うあがりを目指せば成功するときもあります。
こういう積み重ねがラス率の低下に繋がるので皆さんも厳しい条件でも諦めずに頑張りましょう!
さていかがだったでしょうか?
局数が少なければ少ないほど逆転のチャンスが少なることを覚えておいてください。
なので南3局、オーラス時の順位・持ち点が重要で最終着順に影響するんですね。
またオーラス時4位の時はしっかりラス回避の条件を確認して戦いましょう。
3位の時は現状維持か2位を目指すか点数状況で判断します。
次回も同じテーマについて戦術・思考をお届けするのでお楽しみに!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
*次回