ベタオリ・回し打ちに必要な麻雀基礎講座~初級者・中級者向け~

 

どうも! カケルです!

今回はベタオリ・回し打ちに必要な基礎知識を教えていこうと思います。

誰かからリーチが入ったとき、オリを選択したいけど現物の安全牌がない!

攻め返したいけど真っ直ぐ進めると危険牌を何枚も通さなくてはいけないからもっと安全に攻めたい!

など守り攻撃にも必要な守備知識をまとめ、解説していきます。

初級者・中級者向けとなっていますので天鳳でいうと上級卓から特上卓に上がった人向けです。

守備の基礎知識を学ぼう

筋(スジ)

麻雀の基礎中の基礎のスジですが中々奥が深いのでしっかり覚えましょう。

こちらは相手のリーチなどの待ちを両面と仮定した上での思考が強いですね。

スジの種類は以下の数牌です

  • 1・4・7
  • 2・5・8 
  • 3・6・9

例えば相手のリーチに4が通っていたら、1・4と4・7受けである両面待ちはありませんので4に対する1と7はスジとして通りやすいという思考です。

同じく5が通っていれば、2と8、6が通っていれば3と9がスジとなります。

もう1つ中スジというスジもあります。

2・8が切れている捨牌の5が中スジです

注意して欲しいのはスジは両面では当たり牌になりませんがカンチャン・ペンチャン・シャンポンでは当たり牌になってしまうケースがあるということです。

例えばこんなケースですね。


 カン待ち  が捨牌にあるけどカンチャンでが当たり牌となる。

 ペン待ち  が捨牌にあるけどペンチャンでが当たり牌となる。

 待ち  が捨牌にあるけどシャンポンでが当たり牌となる。

 カン待ち   が捨牌にあるけど中スジが当たり牌となる。


このようにスジ牌は両面以外の形で振り込みになる可能性もあるのでスジだからと過信してもいけないんですね。

安全なスジと危険なスジ

では安全なスジと危険なスジはどのように見分ければ良いのか、考えていきましょう。


1・9のスジは安全度が高い

4が切れている時のスジの1、6が切れているときのスジの9は安全度が高いと覚えておいて下さい。

端牌の1・9は他の数牌と違いカンチャン・ペンチャンがないのでもし当たり牌になるとしたら単騎かシャンポンしかありません(国士無双は除く)

なので例えばこんな手牌で相手からリーチを受けたとします。

相手の捨牌に6pがあれば、この手牌はまだ2シャンテンでペンチャン、カンチャンが残っていて真っ直ぐ進めるのは厳しいのでまず6pのスジの9pを2枚切っての回し打ちをしましょう。

この9pは自分が2枚待っているのでリーチ者は9p単騎でしかあがれません。

国士無双はレアケースなので除きますが警戒するのはチートイツの9p単騎位ですね。

チートイツだと捨牌が真ん中の数牌が多かったり、面子候補の牌を並べるなど特徴が出るので、特に違和感のある捨牌ではなければこの9pはほぼ通るのですね。

リーチ宣言牌のスジは危険度が高い

例えば誰かが5を切ってリーチした時2・8の危険度が通常より高くなります。

いわゆるモロひっかけリーチでこういう形が多いのですね。

からを切ってカン待ちリーチ。

からを切ってカン待ちリーチ。

これは自然な手順なので危険なスジとして警戒しておきましょう。

ちなみに1つ目の例の

からを切ってカン待ちリーチ。

ですがもし捨牌にがあればを切って中スジのカンリーチにすることも出来ます。

スジより中スジの方が出現率は低いですが覚えておきましょう。

他のモロひっかけリーチはこういうのもありますね。

からを切ってカン待ちリーチ。

からを切ってカン待ちリーチ。

からを切ってカン待ちリーチ。

 

2と3、7と8がモロひっかけリーチになりやすいので警戒しましょう。

ひっかけは周辺の牌が多く切れている場合安全度が上がる

モロひっかけリーチ、早めにスジの牌を切ってのひっかけリーチの対策ですがひっかけリーチの可能性がある面子付近の牌が捨牌にあればあるほど安全度が上がります。

例を使用して具体的に解説していきます。

 

例えばこんな捨牌でリーチを受けたとします。

この時が捨牌にあるので、カン待ちも十分あり得ますが、カン待ちの可能性は低くなります。

もしカン待ちになるとしたら

の形からを切り、またを引いてを切りを切りという手順にならないと待ちになりませんので他の面子の形にもよりますが可能性は低く別の待ちの方が可能性は高いと考えていいでしょう。

またこの時自分の手牌にがあるなどの場合は自分の目からが3枚見えているので相手のリーチ者は4枚目のを使用してのなので可能性が低くなりカンやら他の待ちなどを想定した方が良いでしょう。

同じく他の人の捨牌にが多く見えていればカンの待ちの可能性が低くなります。

この思考はスジ以外でも有効で重要なので覚えておきましょう。

レアケースもあるので絶対とは言えませんがベタオリしたい時、回し打ちして攻め返したい時はスジひっかけの可能性を考慮して枚数確認し丁寧に対応していきましょう。

後スジひっかけ

リーチ後の牌でスジひっかけになることを後ひっかけと呼びます。

のカン待ちリーチをしている時にを持ってくるとが出やすくなるので後ひっかけですね。

ただこちらはリーチ後に持ってきた牌でリーチ者の意思を持たない打牌なので捨牌にあるスジのひっかけリーチより安全度が高くなります。

なのでこのケースではリーチ前がある方が待ちがあり得ますがリーチ後を持ってきてもの両面待ちが否定されたので純粋に安全度が高くなるんですね。

ただ最近の麻雀はペンチャン、カンチャンのリーチは普通にあるので後ひっかけになりやすい傾向があります。

やはりこちらも振り込みを避けたい時は関連牌の枚数を確認して打牌を選びましょう。

筋(スジ)まとめ

スジはオリる時も攻め返す時もよく使用する戦術なのでとても重要です。

安全なスジ、危険なスジを把握していないと不用意な振り込みが増えるので注意したいですね。

特にベタオリ時は一番安全な牌を切っていくので安全なスジをしっかり把握して実戦に生かしましょう。

麻雀が強い人は攻め返しも上手いので上手くスジと付き合ってくださいね。

ワンチャンス

こちらは見えている特定の牌の枚数が3枚見えた時の情報を利用した戦術です。

具体的に例を使用して解説していきます。

例えばこんな手牌で相手からリーチを受けたとします。

安全牌は1枚もないとして、オリても良い状況であれば3枚あるのを利用してワンチャンスを切る手があります。

この時当たる形は両面、シャンポン、単騎がありますがその中で両面ではが3枚見えているのでリーチ者が4枚目のを持っておりと持っていないと当たれません。

このように特定の牌が3枚見えていて相手が4枚目の牌を持っていない限り当たらない、可能性が低い牌を切るのをワンチャンスと呼びます。

同じようにが3枚見えていたら両面では当たる可能性が低いです。

見えている枚数は自分の手牌だけではなく捨牌もカウント出来ますので見逃さないようにしましょう(自分の手牌に6s1枚、捨牌に6s2枚で合計3枚=ワンチャンス)。

ワンチャンスという戦術はリーチが両面の場合効果を発揮しますがシャンポン・カンチャン・ペンチャンには対応していないので注意です。

が3枚見えていてもペン待ち、カン待ちはあり得るのでこちらも枚数を確認して可能性が低いか高いか判断して選択しましょう。

ツーチャンス

ワンチャンスの下位互換ですね。

こちらは特定の牌が2枚見えている情報を利用しています。

が2枚見えているので持っているがツーチャンスとなります。

ワンチャンすより信用ならないのであまり使用できる戦術ではないです。

タブルワンチャンス・ダブルツーチャンス

こちらはワンチャンス・ツーチャンスの上位互換です。

先ほどは特定の牌をワンチャンスは3枚、ツーチャンスは2枚を利用していましたがさらに特定の牌の関連牌を倍(ダブル)利用する戦術です。

具体的に例を使用して解説していきます。

ダブルワンチャンス

先ほどはが3枚しかありませんでしたが、この手牌にはも3枚あるので両面待ちの可能性がさらに低くなります。

待ちになるには4枚目のを持っていないと出来ないからですね。

の3枚が増えたのでダブルワンチャンスと呼ばれています。

ダブルツーチャンス

こちらも先ほどはが2枚しかありませんでしたがが2枚見えた事でダブルツーチャンスとなります。


ダブルワンチャンスは実戦的な戦術で信用度も高いので活用していきましょう。特にベタオリ時は有効ですね。

ダブルツーチャンスはツーチャンスよりは信用度が上がりますが、ワンチャンスの方が体感的に信用度が上なのであまり活用の場はないと思っていいでしょう。


壁(カベ)

最後に一番信用できるカベです。

こちらは見えている特定の牌の枚数が4枚見えた時の情報を利用した戦術です。

具体的に例を使用して解説していきます。

この手牌で相手からリーチを受けたとします。

他家の捨牌にがある場合、自分の手牌と合わせてが4枚見えたのでカベ両面で当たる可能性はなくなりシャンポンか単騎しか当たりません。

これをカベと呼びワンチャンスと違い両面待ちを完全に否定出来ます。

 

今まで書いた戦術で信用度の高い物から順位を着けると

壁(カベ)←ダブルワンチャンス←ワンチャンス←ダブルツーチャンス←ツーチャンス 

となります。

実戦でオリや攻め返しに使用するときは順位の高い戦術を優先して使用するようにしましょう。

まとめ

さて、いかがだったでしょうか?

麻雀の基礎知識ですが改めて書いてみると重要だなと実感しました。

麻雀は基礎が出来るから高度な応用も出来るので自信がない人は是非覚えて欲しいですね。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

上達を目指す麻雀講座 天鳳 特上卓編~ラス回避の意識~②

前回の続きとなります。見ていない方は初めに見ておく事をオススメします。

上達を目指す麻雀講座 天鳳 特上卓編~ラス回避の意識~

4着目に厳しく打つ

こちらは自分の持ち点状況にもよりますが、具体的にはラス目(4着目)が鳴き仕掛けをしている場合は鳴かせないように絞るリーチや鳴き手に振り込まない、です。

天鳳は4位だけがポイントを失うので、出来ればラス目にはそのままラスを押し付けたいのですね。

なのでラス目のあがりを防ぐため牌を絞り鳴かせないようにし、テンパイの可能性がある鳴き手、リーチには振り込みたくないのですね。

なるべくラスになる可能性を減らした上で2着以上を目指すのがラス回避の秘訣ですね。

4着目の上家は重要

ラス目がチーを出来るのは上家からなのでより上家の絞りが重要になっていきます。

やはり鳴ける鳴けないではあがり率に大きく影響してしまうので自分が上家でラス目にあがられるのが損だと判断した場合は上手く鳴かせないよう牌を絞りながら手牌進行しなくてはなりません。

ホンイツやトイトイに注意

分かりやすい仕掛けがホンイツ、チンイツ、トイトイ系ですね。

また仕上がれば満貫クラスを見込めるので要注意です。

ホンイツ・チンイツはどうしても色が片寄るので捨牌が派手になり集めている種類の牌が分かりやすいです。なので絞りたい場合はその集めている牌と字牌を鳴かせなければOKです。

ホンイツ・チンイツはチーが出来るので上家の絞りが重要になっていきます。


トイトイの場合は少し分かりづらいですが、ポンが二つ以上あれば可能性があると警戒しましょう。

対策としてはトイトイはトイツがないと仕掛けられないので鳴かれやすい生牌(1枚しか見えていない牌)の数牌や字牌は切らないようにしましょう。

逆に言うと自分から2枚以上見えている牌は鳴かれづらいので困った場合はそちらを切りましょう。3枚見えている牌は単騎待ちしかないので鳴かれないし通りやすいです。


その他の役としてタンヤオ仕掛けも出現率が高いです。

こちらも分かりやすいのでタンヤオになる2~8の数牌を切らないようにしましょう。

たまにタンヤオに見せかけた役牌バックの可能性があるので、相手の捨牌がタンヤオ牌が多数切れている場合は警戒しましょう。

タンヤオの捨牌は1、9、字牌が捨牌に多くなるので、そうじゃない場合は役牌バックの可能性があるので生牌、1枚切れの字牌も警戒するようしましょう。

各順位の思考と対策

例として実戦譜を見ていきましょう。

現在南2局、ラス目のリーチが入った状況です。

ここで現在私は3位ですが各順位が持つべき思考・対策を書いていきます。

1位の東家

42700点持ちのトップ目で2着目とは18000点差もありそれなりに余裕があります。

ここで余計な失点はしたくないのでベタオリが無難。テンパイしても危険牌はあまり切らない方がいいだろう。

満貫ツモらたら親被りだが自分は38000点以上持って周りとの点差はあまり影響せずに南三局に進めるので問題なく、出来れば誰かがリーチに振り込んで失点を無くしたいが傍観していれば良い状況。

親番という事で両面ドラ1以上でテンパイすれば追いかけリーチもあり。

ツモられれば親被りで子より倍払うのであがれそうなテンパイ系はリーチして加点を狙い1位の可能性も高めても良い。

リーチ負けしても相手のリーチが高いかどうかも分からず例え満貫でも1位で南三局も迎えることが出来る。ただその場合1位になれる率が下がってしまうのが難点。

私の場合両面ドラ1、愚形ドラ2は追いかけリーチする事が多いです。

2位の南家

24700点の2着目でリーチ者に満貫ツモられても2着で南3局を迎えられるのでほぼオリ。

ここで3900点以上振り込むと3人でラス争いすることになり、リスクが高すぎる。もし満貫振り込めば4位に落ちてしまう。

ダマで役あり両面テンパイしていれば押したくなるが何枚も危険牌を切るのは損だろう。

比較的安全そうな牌を切りテンパイを目指す&温存して危険牌を引いたら降りるのがセオリー。

3着目の西家(私)

19600点持ちの3着目ですが3着が一番判断が難しいです。

振り込みたくないですがツモられて逆転されるのも嫌なので出来れば私があがりたい状況なのですね。

ここで5200点をツモられるとほぼ点数が並ぶし、満貫をツモられると逆転されて南3局を迎えます。

なのでシンプルな基準としてもあがれそうな手牌だったらある程度リスクを負ってあがりに向かい、あがれなさそうな手牌(2シャンテンで形が悪いなど)は歯を食いしばって降りる方が良いでしょう。

この手牌は1シャンテンであがれそうな手牌ですが、リーチ者の捨牌が字牌が少なく片寄っていたので字牌の北も怖く2s2枚落とし→北と切ろうとしました。

4mがドラなので余る可能性がある、切れば振り込み点数が高くなると回し打ちしましたがこれは北から切っても良さそうです。

1シャンテンで形が良いのでリスクを負ってあがりに向かって良い状況でしたがひよって2sを切ってしまいましたwすぐ通るしねw

その後リーチ者がすぐにツモあがりし、2700点のあがりとなりました。

現状3着目で南三局を迎えましたがまだラスになる可能性が十分にあるので油断を許さない状況です。

順位と持ち点状況の確認が大事

このように南場では順位と点数状況によって判断を変える必要があります。

特に終盤の南三局、オーラスでは1つでも上の順位がいる事がラス率を下げる上で大事です。

4着目で南2局以降の場合は多少強引にあがりに向かってもいいです。

他の順位は持ち点状況で押す、引くをを判断していましたが4位の場合は強引にいって振り込んでも4位のままなので失うものがないと開き直って責めた方がいいでしょう。

手牌が悪過ぎる、まだ親番が残っているなどの条件があれば後に期待する手もありますが先は分からず周りもしっかりあがりにくるのでギリギリまで責める事を推薦します。


もう1つ実戦譜を見ていきましょう

現在オーラスで2着目親番の状況です。

3着の北家とは3000点差、ラス目の南家とは9100点差で勝っており、1位とは13700点差で負けています。

オーラス2着目は安全圏

ここは親番なので4000オール(12000点)で1位逆転だ! という思考もありではあるんですが、この状況振り込まないように降りていればほぼラスはなく安全圏なのですね。

これは天鳳なのでラスのリスクは出来るだけ負わずに立ち回らなくてはなりません。

この状況で4位になってしまう条件は

  • 誰かに12000点(跳満)を振り込む
  • ラス目に5200点以上を振り込む
  • ラス目が跳満をツモ

の3つしか現実的にはありません。

ラス目には満貫をツモられてもいいのでダマやリーチに振り込まないよう気をつける。

一応跳満ツモが怖いのでラス目のリーチ時可能なら鳴いて一発を消すようにはします。跳満ツモは滅多にないのでクリアされたら素直に負けを認めましょうw

他2人からも満貫まで振り込んでもラスには落ちないので跳満のロンだけは気をつける。恐らく高打点のダマテンパイは捨牌に特徴がでたり、自分にドラが1枚もない状態があるので終盤から降りるようにしますがこれも滅多にないのでそれほど意識はしません。

天鳳では3着確定は常套手段

また他2人に振り込んで3着に落ちる可能性がありますがこれは良しとします。

現状ラスに落ちる可能があり、自分があがれそうならあがりを目指すので他2人のダマ、リーチも自分の手牌と相談ですがドラの出具合、相手の手役推理などで跳満以上の可能性が低い場合は振り込んでよい気持ちであがりを目指します。

勿論跳満の可能性がある以上無理はしませんがラス目からリーチが入り、逆転されるよりは跳満の可能性が低いダマ、リーチに振り込んで3着確定の方がマシだという思考も働いています。

なのでもし自分が3着目、北家の立場だったら無理に2着以上を目指さずに1000点、2000点をあがり3着を確定させます。

3着確定は天鳳で戦う常套手段なので特上卓から意識して行うようにしましょう。

結果は私が3着目の北家にダマ5200点を振り込んで3着終了です。

まぁ想定範囲内でしょう。

まとめ

絞りなど現代麻雀ではあまり使われない戦術ですがやはり必要な場面では必要なんですね。

天鳳は4位だけがポイントを失うので4位に不利な打ち方をするのが天鳳の戦い方です。

また順位と持ち点状況によって戦い方を変えるとラス率が下がり、結果天鳳の成績も向上するでしょう。

誤解ないように言っておくと順位と持ち点状況を意識するのは南場に入ってからで良いですよ。

東場は牌効率・押し引きなど素直に打って南場で調整するイメージです。

3位も天鳳においては勝ちと言えるのでラスの可能性がある場合は積極的に3位を目指しましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

上達を目指す麻雀講座 天鳳 特上卓編~ラス回避の意識~

どうも! カケルです!

特上卓で打った実践譜を使用し、特上卓で勝つための戦術・思考を教えます。

今、特上卓で苦戦している人は参考にして下さい!

ちなみに現在の成績です。

それでは始めていきます!

特上卓から麻雀のレベルが上がる

天鳳の上級卓では勝ってきたけど特上卓に上がってから勝てなくなったという人も少なくないと思います。

現在、鳳凰卓で活躍している人も初めての特上卓は苦戦したという人が多いでしょう。かくいう私もその一人ですw

上級卓と比べると特上卓は牌効率、押し引き、ベタオリの能力が上がるので、今までよりあがり率が下がり、放銃率は上がりシビアな戦いを要求されます。

なのでこちらも牌効率、押し引き、ベタオリの能力を上げる必要になります。

*参考になる戦術本を紹介しています。

読むだけで麻雀のレベルが上がる! 天鳳九段がオススメする麻雀戦術本4選+a

天鳳のポイントシステムを理解する

特上卓に上がってからは天鳳のポイントシステム意識して戦う必要があります。

天鳳は段級位制でポイントをためて昇段を目指していきますが天鳳特有の完全順位制ポイントシステムになっています。

ざっくり言うと1位と2位はポイントが入り、3位は+-0で変動なし、4位だけポイントが減ります

つまり1位と2位は勝ち、3位は引き分け、4位は負けとなります。

例えば私の段位四段でポイント配分を見ていきましょう。

特上卓四段のポイント配分

1位:+75pt
2位:+30pt
3位:+-0pt
4位:-90pt

全てのポイントは完全順位のみで配分されるので素点の大小関係なく一律に配分されます。

例えば6万点超えの大トップでも貰えるポイントは+75ptで固定です。

逆に点数が無くなりトビラスの大負けでも-90ptで固定です。

天鳳の大きな特徴は4位だけがポイントが減るということです。

そして四段から1位の+ptより4位の-ptが上回ります。

なので1位と4位を繰り返すトップラス麻雀ではどんどんポイントが減っていきます。

また段位によって4位の-ptが一段上がる度に-15ptずつ減っていきます。

四段は-90ptなので五段は-105pt、六段は-120ptと昇段する度に-15ptずつ変動していきます。

特上卓で六段が一番厳しいポイント配分となり、七段に上がるのが難しく1つの壁となっています。

これを理解した上で特上卓で勝つ戦術を考えていきましょう。

ラス回避の意識を高めよう

特上卓のポイント配分を見ていきましたが4位だけがポイントが減っていくのでラス(4位)回避能力が必要になっていきます。

ここでは具体的な戦術・思考を書いていきます。

ベタオリを覚えよう

麻雀の性質上ツモあがりよりロンあがりが多いので必然的にロン(振り込み)が敗因になりやすいです。

見合う勝負にいってロンされるのは仕方ないですが、不要な振り込みは減らさなくてはいけません。

特に注意しなくてはならないのは対リーチの対応です。

自分の手牌が勝負にいけない手牌と判断したら、ベタオリを選択しないといけない局面もあります。

*ベタオリに関連する記事があります。

ベタオリ・回し打ちに必要な麻雀基礎講座~初級者・中級者向け~

実戦譜を見ていきましょう。

親のリーチが入りこの手牌です。ドラの7sが2枚あり使い切れば高打点に仕上がりそうですが現在2シャンテンでカンチャン2つ残った不安定な形なのでここから無筋の数牌を切るのは損だと判断しオリ気味に打っていきます。

ここでオリ気味に打つ理由を書いていきます。


  1. 現在1位
  2. 親リーチ
  3. 手牌が2シャンテンでカンチャンがあり形が悪い。
  4. 赤ドラがある麻雀のリーチは高打点が多い

1の現在1位も重要な1つの理由です。

1位から下位者に振り込みは基本的に損だと覚えてください。

しかも今回は親リーチなので小リーチよりも打点が高く、連荘し局も進みません。

1位の場合は出来るだけ点数を保持して局を進めていき上位で対局を終わらせたいので親リーチの振り込みは持ち点は減る、局は進まないと踏んだり蹴ったりなのですね。

もし自分が1位でも振り込みが多いという人がいたらこれを意識するだけで成績が向上していくでしょう。


2の親リーチですが先程書いたように子より点数が高いからですね。

リーチは強いと色んな記事で書いていますが、親のリーチは点数が上がる分さらに脅威となります。

極端な話、麻雀における親リーチは大体ベタオリした方が良いですw

勿論、平和・ドラ1など形が良くて、ある程度打点があれば追いかけリーチもありですがそもそも戦わないという選択肢も最初はありだと思っています。

特上卓で六段になると戦う場面も分かってくるので模索して欲しいところですね。


3も重要でこれに限らずほとんどの場面でも2シャンテンで押すことは禁止と言ってもいいでしょう。

オーラス、ラス回避のためあがりが条件の場合などは仕方なく押しますがリスクが高すぎるんですね。

最初は抵抗があるかもしれませんが安全牌を切るために面子の中抜き(出来ている面子から安全牌を切る)もしなくてはいけません。

実戦譜の続きで次順6pを引きます。

この手牌は北の対子落とし(2枚切る)、もし北が2枚ない場合は2mの対子落としでしのぎます。

間違ってもこの段階で6pなど無筋の牌は切ってはいけません。

先程書いた面子の中抜きですが8sが安全牌になった時の8s切りがそれに該当します。

中々面子を壊すのは抵抗があるかもしれませんが、麻雀ではよくあることなので割り切りましょう。

1シャンテンでも見合う手牌ではなければ危険牌を何枚も押すので損です。

シンプルな基準としては危険牌が二枚以上になればオリ推薦です。

自分の手牌が満貫位の点数があるか、両面など形が良いかなど条件が重なってやっと勝負に見合う手牌になります。


4ですがまず赤ドラが入る麻雀は高打点になりやすい事を覚えてください。

天鳳では通常ドラが4枚(実戦譜では7s)、赤ドラが3枚あるので合計7枚のドラが毎局手牌に散らばりますので必然的に打点が高くなります。

勿論全てのリーチが高いわけではないですが目安として、子リーチには5200点以上、親リーチには7700点以上、振り込む覚悟をして戦いましょう。

点数設定は自分の感覚ですので何とも言えませんがざっくりとした目安と考えてください。

なので実戦譜のこの手牌じゃ7700点以上振り込むリスクは負いたくないですよね。

余程良いツモをしない限り押し返さないのでオリ気味に打つのが正解です。

結果ですがすぐに親の方が高めの2pをツモり12000点(4000点オール)となりました。

現状安全そうな牌が多いので防げましたが終盤手が進んで4pが2枚あるからと不用意に2pを切っていたら12000点の振り込みとなっていましたね。

テンパイすると押す価値が出てきますがテンパイしてないと基本押す価値がないと認識してください。

もしテンパイしてないけど振り込みが多いという方は見直した方が良いでしょう。

 

もう1つ実戦譜を見ていきます

下家からリーチが入っており、親、上家には1つずつ鳴きが入っている状況でこの手牌です。

三色が見え8mや9pが入れば戦いたい手になりますが、ここでドラの3pを引きます。

3pは上家以外には危険牌でこれで振り込んでしまうと打点が高くなります。

結論としてこの3pを切るのは損なので切りません

この時の思考としてはドラの3pは親と下家に切れないので安全牌を切りつつ3pを頭か面子にして復活したいと思っています。

しかしリーチ者に安全牌はないので、ここは3枚ある1mを切りました。

理由としては1枚通れば後2枚は安全牌となり3pに牌をくっつけての復活の対応がしやすくなります。

9m、7mと切る手もありますが、2枚数牌の無筋を通すのはリスクになり、7mは親にも危ないので、1枚の数牌でなおかつ3枚ある1m切りの方が安全度、回し打ちのしやすさで優位と判断しました。

結果1mは通りこの手牌になりましたが6pを引き三色が崩れ若干手牌の価値が下がったのであまり押し返す展開にはならなそうです。

ドラの3pを引けばリーチ・ドラ3のカン8mリーチが打てるので押し返すのはその時位ですかね。

結果親がリーチ者から2900点をあがりました。

まとめ

さていかがだったでしょうか?

天鳳は特上卓からラス回避が重要になってきます。

振り込みは敗因になりやすいので不用意な振込みを減らす事、ベタオリを覚える事で放銃率を減らし成績の向上を目指します。

次回も同じテーマについて戦術・思考をお届けするのでお楽しみに!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

*次回

上達を目指す麻雀講座 天鳳 特上卓編~ラス回避の意識~②

上達を目指す麻雀講座 天鳳 上級卓編~リーチ判断~

どうも! カケルです!

上級卓で打った実践譜を使用し、上級卓で勝つための戦術・思考を教えます。

今、上級卓で苦戦している人は参考にして下さい!

ちなみに現在の成績です。

それでは始めていきます!

愚形リーチはかけづらい!? 意外と難しいリーチ判断!

今回のテーマ『リーチ判断』について学んでいきましょう。

両面や字牌を含むシャンポンなどは迷わずリーチにいけますよね。

しかし、ペンチャン、カンチャン、数牌同士のシャンポンだと途端にあがりづらそうでリーチをかけづらくなります。

弱い待ちでリーチして他家から追いかけリーチが入ったらどうしよう、とネガティブな思考をしてしまいダマに構えてしまう人も多いでしょう。

その結果リーチしなかったからあがり逃した、ツモあがりしたけどリーチしていれば高かったなど後悔することもあり、また逆に相手の高い手に振り込まずに済んだと安堵することもあるでしょう。

ケースバイケースで結果得したり、損したりしますが、いずれにしてもリーチする理由、ダマにする理由をしっかり持ってどちらかを選択するべきですよね。

今回は上級卓で勝ち組になる『リーチ判断基準』を書いていきます!

リーチはとても強い

まず大前提としてリーチはとても強いということを認識しておきましょう。

なので基本は先制でテンパイしたら即リーチでOKです。

実戦譜で解説していきましょう。

現在親番トップ目で捨牌に1枚切れてるカン6m待ちでテンパイしました。

これは即リーチは勿論ですが絶対リーチした方が良い部類のリーチになります。

理由は4つあります。


  1. 親番である事
  2. 先制リーチであること
  3. 北家からロン出来た場合裏1で飛ばすことが出来1位が確定する
  4. あがれば二着目の西家と点数差を広げられること

1の親番である事は大きな利点になります。

あがれた場合子供より打点が高く、あがれなくても流局すればテンパイ料を貰える可能性があり連荘出来る事です。

あがる事が出来れば大きな加点に繋がり、流局してもチャンスが残るので親番のリーチはかければかけるほど得になります。

勿論追いかけリーチを受け、ロンされたりツモられて失点に繋がりますが、それ以上の恩恵を親のリーチは受けているのでリスクよりリターンの方が大きいと割り切るべきでしょう。

ちなみに現在トップ目でのリーチ判断でしたがこの状況、この手牌は何着にいてもリーチするべきです。

もし4位であればこれをあがり4位回避を目指せるかもしれませんし、3位であれば2位を2位であれば1位を目指すためリーチです。


2の先制リーチであることも重要な材料です。

やはり麻雀の性質上、後でテンパイするより先にテンパイする方とても有利です。

当たり前ですよね。自分はあがれる状態で後はロンやツモのあがりを待つだけですが他の三人は自分を警戒しつつあがれない状態で手を進ませている状況です。

先制リーチであることがリーチが強いと言われる1つの理由になっています。先制リーチであればカンチャンやペンチャンなどの愚形リーチも得になるケースが多いんですね。


3ですが現在4位の北家も南三局と終盤なので攻めてくる可能性があります。

なので役がないこの手はリーチをかけてあがれる状態にしておくのが実戦的です。

もし役があり、7700点の打点があればダマにして北家からあがれば飛ばすことが出来、他からあがっても十分な加点になるのでダマもありです。

このように役があるかないかはとても重要なので最初は『役がないから役をつけるためリーチ』の構えでいた方がいいです。

リーチしなかったためにあがり逃しが増える事は成績にも悪い影響を与えてしまうので役がないテンパイの場合は積極的にリーチすることを意識しましょう。


4ですが麻雀は決めれるとき決めないと逆転されるゲームです。

なので現在1位の状況でも加点チャンスは逃さずにしっかりリーチを打ちましょう。

点数差が広がれば広がるほど有利にゲームを進ませることが出来ますので手を緩めないようにしたいですね


実戦譜の結果ですが南家から3900点あがり加点に成功しました。


次の実戦譜に移ります。

今度は先制リーチを受けた後の追いかけリーチ判断です。

西家の追いかけリーチの次順、数牌同士のシャンポンでテンパイしました。

先ほどと違い、親番、先制でもない追いかけの愚形リーチですがこれは追いかけリーチをしましょう

これはシンプルな理由でテンパイが早めに入った事と現在4位で負けていることです。

これが中々テンパイが入らないとリーチのみの安い手で危険牌を切るのが損になるので避けたいですがテンパイすれば同じあがれる土俵に立てるので勝負した方が良いです。

自分の待ちも数牌のシャンポンであまり強くないですが相手のリーチも強いとは限らないのでひよらずに勝負しましょう。

ここから3pを切ってベタオリしツモられて失点する、不聴罰符(ノーテンバップ)を払うよりは振込みのリスクを負いあがりを目指した方が得になることが多いです。

また自分が現在4位で負けている状態も追いかけリーチにいきやすい理由になります。

現在4位で負けていてこれ以上下がなく失うものはないので、不利な戦いでも持ち点の回復チャンスがあるのならそれを逃さない方がいいんですね。

4位は強気にあがりを目指すようにしましょう。勿論遠い手からリーチに押すのは無謀ですが今回はテンパイしているのでリスクとリターンが見合う勝負なのです。

結果は運良くツモあがり出来ましたが勿論負けるケースもあります。

それでもまだ4位確定ではないので、また同じようにあがりのチャンスを逃さずに勝負していきましょう。

まとめ

何度も書きますがリーチは強いです。これだけは上級者でも共通認識だと思うのでもしリーチが苦手な人は考え直して頂けたらと思います。

 

上級卓ではまだ守備が甘く攻撃的な打ち手が多いので、ほとんどの局面でリーチをした方が得になるケースが多いです。

ここでプラスアルファとしてリーチしやすい条件をまとめておきましょう。


  1. 親番
  2. 先制リーチ
  3. 現在負けている

この条件が1つでも当てはまればリーチしましょう。

両面などの良形リーチが理想形ですが、手変わりが少ないのであればペンチャン、カンチャンでもリーチして大丈夫です。

リーチしない方が良い局面もありますがそれは特上卓に上がるまでそれほど意識しなくてもよいでしょう。

まず皆さんが色んなリーチを経験して『このリーチは負けが多いから控えようかな』など思考して学習していく事が雀力UPに繋がり大事だと思っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

上達を目指す麻雀講座 天鳳 上級卓編~鳴き判断~

どうも! カケルです!

上級卓で打った実践譜を使用し、上級卓で勝つための戦術・思考を教えます。
今、上級卓で苦戦している人は参考にして下さい!

ちなみに現在の成績です。

それでは始めていきます!

鳴き(副露)が苦手な人は必見! 鳴き判断!

今回のテーマ『鳴き判断』について学んでいきましょう。

鳴きは手が安くなるし、どのタイミングで何を鳴けば効果的か判断が難しいですよね。

鳴きが苦手な人も多いと思いますが、麻雀のあがりの半分は鳴き手なのでとても重要な技術です。

成績不振の理由の一つには鳴き不足があります。

鳴くべき牌を鳴かずに手牌を進めるとあがり率が下がり、失点率(誰かがツモった場合、誰かにロンされた場合、流局時ノーテンの場合)があがります。

とはいえ何でも鳴いてしまうと鳴きすぎになってしまい、打点は下がり、放銃(振り込み)率があがるなど、成績が落ちる危険性もあります。

ここでは効果的でシンプルな鳴き判断を教えます!

東1局、手牌は順調に伸びていて赤ドラも二枚あり良手牌です。

一つ気になるのは6mが2枚見えている所です。

この手牌は上手くいくと456の三色が狙えます。5pを引けば2p、7pと切って三色が狙えるイーシャンテンとなります。

ですが6mが2枚見えていてちょっと残念な所で上家が6mを切ります(上記、画像参照)

これを鳴くか鳴かないか(スルー)の判断ですが皆さんはどうしますか?

結論から言うとこれは鳴く一手です。

これを鳴かないと判断した人は鳴き不足の可能性があります。

鳴いた理由は3つあります。

  1. 三枚目の6mで枚数が少なくなりそうな3m、6mの受けを解消するため。
  2. 3900点以上あるのでスピード重視が実戦的であるため
  3. 鳴いても打点は3900点から7700点になる可能性があるため

1と2に関しては実戦的な判断ですね。

3m、6mが山にいるか分かりませんが対面はあまり持って無さそうで上家、下家は持っているかもしれません。

不確定要素が多いですが鳴くことが出来れば面子(456m)が確定しシャンテン数を進ませることが出来、タンヤオ・ドラ2の3900点以上の点数も確定します。

また6mを鳴けたことで3『鳴いても打点は3900点から7700点になる可能性があるため』のチャンスもあります。

先ほど書きました456の三色は6mを鳴けた事で可能性があります。

なので上記の画像の手牌から5pを鳴いて6sであがれば

タンヤオ・三色・ドラ2で7700点のあがりになります。

なので6mを鳴けたのはラッキーでこのチャンスを逃すのは惜しいので鳴いた方が良いです。

結果的に3900点のあがりだとしても全く問題ありません。

東1局に3900点あがれるのは上々だと考えてください。

勿論、満貫や跳満をあがれたらそれ以上のアドバンテージですが特にあがり点数の条件のないこの局では3900点から7700で十分な収入なのです。

 

結果は6sをツモりましたが三色は捨て4pを切り両面の5p・8p待ちにしましょう。

7pを切って打点を上げたい人もいると思いますが、待ちの枚数が半減するのでテーマ通り自然に両面に取ってタンヤオ・ドラ2を上がるのが良いでしょう。

結果3900点をあがれました。 


次の実戦譜に移ります。

この手牌は先ほどの手牌とは違いドラはなく形も良くないですね。

ここで上家が打った8sを鳴くかの判断です。

この手牌はドラもなく鳴くとカン5sテンパイでタンヤオのみの1000点テンパイとなります。

待ちがカン5sで点数が1000点なので鳴きづらいかもしれませんがこの手牌も鳴きます

 

鳴かずに良形を目指して進行するのも悪くはないですが、こういうカンチャンやシャンポンなど愚形ターツが多いときは鳴いてテンパイを取った方が得です。

この鳴きの理由は

  1. あがり率を上げる事
  2. 現在1位なのであがり点数に制限がないこと、あがって局を進ませたいため

そもそもの話になりますがあがることは偉いということを念頭に置いて下さい。

あがりとは自分のあがりとは別に誰かのチャンス手を潰しているのです。

結果ですが8sをポンした次順ツモあがりしました。

すぐにあがれたのはラッキーで結果論ですが他3人の手牌をご覧下さい。

3人ともテンパイすれば私の今の手牌より高くなりそうですし、親番の対面の方はイーシャンテンでした。

安い手ですがあがる事で他3人の将来脅威になるあがりを防げたというわけです。

なので順目が早い1000点・2000点も価値があることを覚えておいて下さい。

こういうあがりを積み重ねる事で成績が向上していきます。

この手も現在カン5s待ちですが3sをツモれば2s・5s待ち、7sをツモれば5s・8s待ちに変化します。誰かからリーチが入ったら困りますが両面待ちになれば勝負になるので降りきれないと思ったら勝負するのも悪くないでしょう。

また現在1位というのもこの手を鳴きやすい条件です。

4位で持ち点が少ない場合は面前で進めてリーチを狙いたいですが、現状のまま1000点をあがれば局を消化し1位のまま進めるのですから効率が良いです。

まとめ

あがりの価値を再確認しましょう。

面前で進めれば高い手でも枚数が少ないターツ(今回の例では一つ目の鳴き例です)は点数が半減しても鳴いてあがりを目指した方が実戦的です。

カンチャン、シャンポンなど鳴いて形が悪くても(今回の例では二つ目の鳴き例です)とりあえず鳴いて安い手でもあがりにむかいましょう。

結果誰かのチャンス手を潰すことになり、自分のあがり率が上がり成績も向上します。

例えばカンチャン、両面が残ったイーシャンテンの場合、カンチャンなど愚形部分は鳴いてテンパイを取る方が得です。

両面は序盤は鳴きませんが、中盤枚数が少なくなった時、終盤は鳴いた方が良いです。

 

*3mはいつでもチーして4p・7pのテンパイを取った方が良いですが4p・7pから鳴くのは中盤枚数が少なくなった時、終盤から鳴きましょう。

オーラスのラス回避のために満貫、跳満が必要な場合は鳴かずに条件に合う手作りをしますが、特に条件がなければ何点あがってもいいのです。

鳴きの判断はパターンも多く難しいので定期的に鳴き判断の記事を書いていきます!

最後まで読んで頂きありがとうございました!