どうも! カケルです!
今回は上級卓で打った実践譜を使用し、上級卓で勝つための戦術・思考を教えます。
今、上級卓で苦戦している人は参考にして下さい!
ちなみに現在の成績です。
それでは始めていきます!
ホンイツ移行の分岐点
今回のテーマ『役を狙う基準』について学んでいきましょう。
東1局の開局、マンズが大目なので若干マンズのホンイツ・チンイツに目が行きそうですがピンズの2・5p受けの両面面子候補があり、しかも3pがドラなので無理にホンイツには行きません。
高い手を上がりたいと無理にホンイツ・チンイツ狙いは空ぶることが多くなるのでまずは手なりで自然に進めましょう。
東1局なので特に高い手を上がらなければ4位になるなど条件もないので、無理に点数を高くする必要もありません。もし西、白、発の役牌を重ねたらポンして役・ドラ1の2000点で上がる選択が実戦的です。
最近の麻雀はスピードが強いと言われていますが『天鳳』では特に強いです。
フリー雀荘など一般的な麻雀とは違い『天鳳』はラスだけがポイントが減ります。なので3着でも良しと考える『ラス回避』能力が重要になっていきます。
上級卓ではまだそれほど『ラス回避』を意識する必要はありませんが、打点が低くてもあがりが多い方が勝ちやすいというのは覚えておいて下さい
色々な強者がいますがスピード重視であがり率が高い、失点などの放銃率が低い人が皆さんに目指してもらいたい一つの強者像です。
東1局だから高い手を目指したいと思うかもしれませんが、ホンイツ・チンイツに向かわなくても自然に高くなる可能性もあります。
例えばここからドラの3p、赤5pなどツモれば3900点以上は狙えます。
リーチが打てれば満貫以上の打点が見込めるでしょう。
逆にホンイツに向かうと西、白、発の役牌を重ねてポンしても赤5mを引かない限り役・ホンイツで3900点です。
これならホンイツに向かわず同じく西、白、発の役牌を重ねてポンしてドラの3p、赤5p、赤5mをツモっての3900点の方が実戦的です。
ホンイツを面前でリーチするのは速度感に欠けるため東1局の開局としてはあまり実戦的ではないですね。チンイツも同じ理由で微妙です。
勿論ツモ良い時は良いのですが毎回この手をホンイツ・チンイツで仕上げようとしている人は少しスピードを意識した方がいいでしょう。
さて実戦譜ですが思いのほかマンズが伸びていきます。
こうなるとホンイツ、まさかのチンイツも見えてきますね。
ここからは9m、西、白の選択ですが9mツモは鳴いてチンイツにいけるので西か白を切ります。基準はホンイツよりチンイツの方が高いからですね。
西と白の比較は大差ないですが基本は全員が使える役牌の白より自風の西を持ちましょう。これは他の三人が役牌の重なりを期待するとき白を持っている可能性は高いですが西を持っている可能性は低いからです。
現在、三人の捨て牌に西はないですがもし持っている、また持ってきた他風の西より役牌の白を大事にするので、西の方が鳴きやすさなど若干価値が高いです。
これはセンスの問題もありますが、一番分かりやすいのは目に見える枚数ですね。
現在、西、白も自分で持っている一枚しか見えていませんが、もし白が一枚切れなら迷わず枚数が多い西を残し白を切りますよね。同じく西が一枚切れの場合は白を残し西を切る手もあります。ただ西の場合は周りが使いづらいので経験則的にはどちらを切っても大差ないイメージです。
そもそも3p4pから切りたいよと言う人もいるかもですが一応ドラの3pが絡むのでまだ様子を見ても良いかと思います。染め手に決めるのも悪くはないですがこの後2p、5p引いたり、ソウズの真ん中を引けばタンヤオの手変わりもあります。
8mチーや1mポンでチンイツに走る手もありますが、まだ3順目なので後3順位はツモに聞いてみたいです。
西をツモったのでこれは自然なホンイツにいけますね。
全部鳴ける所は鳴いてテンパイです。
最初に西を鳴けましたが先に1m、3mが出れば鳴いた方が良いです。
5m、8mの両面の仕掛けは枚数が少なくなってから鳴きたいですが、既に8mが二枚切られているので鳴いた方が良さそうです。
中々こういうケースは珍しいですがこれ位自然にいけるホンイツが理想ですね。無事8000点をあがりました。
まとめ
今回はこういう形になりましたが2p、5pが埋まり西を重ねて役・ドラ2をあがる可能性もあったでしょう。
出来るだけ東1局など点数が平たい状況ではこのように色んな可能性のあがりを考えましょう。
例えばこの局がオーラスで満貫ないとラス回避が出来ないなら満貫にする鳴き、リーチを目指しますがこの局はまだ開局なので何を上がっても自分は得する状態なんですから。
赤有り麻雀は役を狙わなくても自然に高い手が出来るものです。今回もホンイツにしなくても満貫ルートはいくつかありましたよね。
もし自分の手組みが役を追いすぎて遅くしてしまってると思う人はいくつかあがりのパターンを考えてみましょう。
そこで自分にあがる点数の条件があるか、ないか。あるのなら多少無理しても条件に合う手を作らなくてはいけないし、ないなら自然に手を作りあがりを目指す。
それだけで麻雀力は向上していくでしょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました!