上達を目指す麻雀講座 天鳳 上級卓編~リーチ判断~

どうも! カケルです!

上級卓で打った実践譜を使用し、上級卓で勝つための戦術・思考を教えます。

今、上級卓で苦戦している人は参考にして下さい!

ちなみに現在の成績です。

それでは始めていきます!

愚形リーチはかけづらい!? 意外と難しいリーチ判断!

今回のテーマ『リーチ判断』について学んでいきましょう。

両面や字牌を含むシャンポンなどは迷わずリーチにいけますよね。

しかし、ペンチャン、カンチャン、数牌同士のシャンポンだと途端にあがりづらそうでリーチをかけづらくなります。

弱い待ちでリーチして他家から追いかけリーチが入ったらどうしよう、とネガティブな思考をしてしまいダマに構えてしまう人も多いでしょう。

その結果リーチしなかったからあがり逃した、ツモあがりしたけどリーチしていれば高かったなど後悔することもあり、また逆に相手の高い手に振り込まずに済んだと安堵することもあるでしょう。

ケースバイケースで結果得したり、損したりしますが、いずれにしてもリーチする理由、ダマにする理由をしっかり持ってどちらかを選択するべきですよね。

今回は上級卓で勝ち組になる『リーチ判断基準』を書いていきます!

リーチはとても強い

まず大前提としてリーチはとても強いということを認識しておきましょう。

なので基本は先制でテンパイしたら即リーチでOKです。

実戦譜で解説していきましょう。

現在親番トップ目で捨牌に1枚切れてるカン6m待ちでテンパイしました。

これは即リーチは勿論ですが絶対リーチした方が良い部類のリーチになります。

理由は4つあります。


  1. 親番である事
  2. 先制リーチであること
  3. 北家からロン出来た場合裏1で飛ばすことが出来1位が確定する
  4. あがれば二着目の西家と点数差を広げられること

1の親番である事は大きな利点になります。

あがれた場合子供より打点が高く、あがれなくても流局すればテンパイ料を貰える可能性があり連荘出来る事です。

あがる事が出来れば大きな加点に繋がり、流局してもチャンスが残るので親番のリーチはかければかけるほど得になります。

勿論追いかけリーチを受け、ロンされたりツモられて失点に繋がりますが、それ以上の恩恵を親のリーチは受けているのでリスクよりリターンの方が大きいと割り切るべきでしょう。

ちなみに現在トップ目でのリーチ判断でしたがこの状況、この手牌は何着にいてもリーチするべきです。

もし4位であればこれをあがり4位回避を目指せるかもしれませんし、3位であれば2位を2位であれば1位を目指すためリーチです。


2の先制リーチであることも重要な材料です。

やはり麻雀の性質上、後でテンパイするより先にテンパイする方とても有利です。

当たり前ですよね。自分はあがれる状態で後はロンやツモのあがりを待つだけですが他の三人は自分を警戒しつつあがれない状態で手を進ませている状況です。

先制リーチであることがリーチが強いと言われる1つの理由になっています。先制リーチであればカンチャンやペンチャンなどの愚形リーチも得になるケースが多いんですね。


3ですが現在4位の北家も南三局と終盤なので攻めてくる可能性があります。

なので役がないこの手はリーチをかけてあがれる状態にしておくのが実戦的です。

もし役があり、7700点の打点があればダマにして北家からあがれば飛ばすことが出来、他からあがっても十分な加点になるのでダマもありです。

このように役があるかないかはとても重要なので最初は『役がないから役をつけるためリーチ』の構えでいた方がいいです。

リーチしなかったためにあがり逃しが増える事は成績にも悪い影響を与えてしまうので役がないテンパイの場合は積極的にリーチすることを意識しましょう。


4ですが麻雀は決めれるとき決めないと逆転されるゲームです。

なので現在1位の状況でも加点チャンスは逃さずにしっかりリーチを打ちましょう。

点数差が広がれば広がるほど有利にゲームを進ませることが出来ますので手を緩めないようにしたいですね


実戦譜の結果ですが南家から3900点あがり加点に成功しました。


次の実戦譜に移ります。

今度は先制リーチを受けた後の追いかけリーチ判断です。

西家の追いかけリーチの次順、数牌同士のシャンポンでテンパイしました。

先ほどと違い、親番、先制でもない追いかけの愚形リーチですがこれは追いかけリーチをしましょう

これはシンプルな理由でテンパイが早めに入った事と現在4位で負けていることです。

これが中々テンパイが入らないとリーチのみの安い手で危険牌を切るのが損になるので避けたいですがテンパイすれば同じあがれる土俵に立てるので勝負した方が良いです。

自分の待ちも数牌のシャンポンであまり強くないですが相手のリーチも強いとは限らないのでひよらずに勝負しましょう。

ここから3pを切ってベタオリしツモられて失点する、不聴罰符(ノーテンバップ)を払うよりは振込みのリスクを負いあがりを目指した方が得になることが多いです。

また自分が現在4位で負けている状態も追いかけリーチにいきやすい理由になります。

現在4位で負けていてこれ以上下がなく失うものはないので、不利な戦いでも持ち点の回復チャンスがあるのならそれを逃さない方がいいんですね。

4位は強気にあがりを目指すようにしましょう。勿論遠い手からリーチに押すのは無謀ですが今回はテンパイしているのでリスクとリターンが見合う勝負なのです。

結果は運良くツモあがり出来ましたが勿論負けるケースもあります。

それでもまだ4位確定ではないので、また同じようにあがりのチャンスを逃さずに勝負していきましょう。

まとめ

何度も書きますがリーチは強いです。これだけは上級者でも共通認識だと思うのでもしリーチが苦手な人は考え直して頂けたらと思います。

 

上級卓ではまだ守備が甘く攻撃的な打ち手が多いので、ほとんどの局面でリーチをした方が得になるケースが多いです。

ここでプラスアルファとしてリーチしやすい条件をまとめておきましょう。


  1. 親番
  2. 先制リーチ
  3. 現在負けている

この条件が1つでも当てはまればリーチしましょう。

両面などの良形リーチが理想形ですが、手変わりが少ないのであればペンチャン、カンチャンでもリーチして大丈夫です。

リーチしない方が良い局面もありますがそれは特上卓に上がるまでそれほど意識しなくてもよいでしょう。

まず皆さんが色んなリーチを経験して『このリーチは負けが多いから控えようかな』など思考して学習していく事が雀力UPに繋がり大事だと思っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

上達を目指す麻雀講座 天鳳 上級卓編~鳴き判断~

どうも! カケルです!

上級卓で打った実践譜を使用し、上級卓で勝つための戦術・思考を教えます。
今、上級卓で苦戦している人は参考にして下さい!

ちなみに現在の成績です。

それでは始めていきます!

鳴き(副露)が苦手な人は必見! 鳴き判断!

今回のテーマ『鳴き判断』について学んでいきましょう。

鳴きは手が安くなるし、どのタイミングで何を鳴けば効果的か判断が難しいですよね。

鳴きが苦手な人も多いと思いますが、麻雀のあがりの半分は鳴き手なのでとても重要な技術です。

成績不振の理由の一つには鳴き不足があります。

鳴くべき牌を鳴かずに手牌を進めるとあがり率が下がり、失点率(誰かがツモった場合、誰かにロンされた場合、流局時ノーテンの場合)があがります。

とはいえ何でも鳴いてしまうと鳴きすぎになってしまい、打点は下がり、放銃(振り込み)率があがるなど、成績が落ちる危険性もあります。

ここでは効果的でシンプルな鳴き判断を教えます!

東1局、手牌は順調に伸びていて赤ドラも二枚あり良手牌です。

一つ気になるのは6mが2枚見えている所です。

この手牌は上手くいくと456の三色が狙えます。5pを引けば2p、7pと切って三色が狙えるイーシャンテンとなります。

ですが6mが2枚見えていてちょっと残念な所で上家が6mを切ります(上記、画像参照)

これを鳴くか鳴かないか(スルー)の判断ですが皆さんはどうしますか?

結論から言うとこれは鳴く一手です。

これを鳴かないと判断した人は鳴き不足の可能性があります。

鳴いた理由は3つあります。

  1. 三枚目の6mで枚数が少なくなりそうな3m、6mの受けを解消するため。
  2. 3900点以上あるのでスピード重視が実戦的であるため
  3. 鳴いても打点は3900点から7700点になる可能性があるため

1と2に関しては実戦的な判断ですね。

3m、6mが山にいるか分かりませんが対面はあまり持って無さそうで上家、下家は持っているかもしれません。

不確定要素が多いですが鳴くことが出来れば面子(456m)が確定しシャンテン数を進ませることが出来、タンヤオ・ドラ2の3900点以上の点数も確定します。

また6mを鳴けたことで3『鳴いても打点は3900点から7700点になる可能性があるため』のチャンスもあります。

先ほど書きました456の三色は6mを鳴けた事で可能性があります。

なので上記の画像の手牌から5pを鳴いて6sであがれば

タンヤオ・三色・ドラ2で7700点のあがりになります。

なので6mを鳴けたのはラッキーでこのチャンスを逃すのは惜しいので鳴いた方が良いです。

結果的に3900点のあがりだとしても全く問題ありません。

東1局に3900点あがれるのは上々だと考えてください。

勿論、満貫や跳満をあがれたらそれ以上のアドバンテージですが特にあがり点数の条件のないこの局では3900点から7700で十分な収入なのです。

 

結果は6sをツモりましたが三色は捨て4pを切り両面の5p・8p待ちにしましょう。

7pを切って打点を上げたい人もいると思いますが、待ちの枚数が半減するのでテーマ通り自然に両面に取ってタンヤオ・ドラ2を上がるのが良いでしょう。

結果3900点をあがれました。 


次の実戦譜に移ります。

この手牌は先ほどの手牌とは違いドラはなく形も良くないですね。

ここで上家が打った8sを鳴くかの判断です。

この手牌はドラもなく鳴くとカン5sテンパイでタンヤオのみの1000点テンパイとなります。

待ちがカン5sで点数が1000点なので鳴きづらいかもしれませんがこの手牌も鳴きます

 

鳴かずに良形を目指して進行するのも悪くはないですが、こういうカンチャンやシャンポンなど愚形ターツが多いときは鳴いてテンパイを取った方が得です。

この鳴きの理由は

  1. あがり率を上げる事
  2. 現在1位なのであがり点数に制限がないこと、あがって局を進ませたいため

そもそもの話になりますがあがることは偉いということを念頭に置いて下さい。

あがりとは自分のあがりとは別に誰かのチャンス手を潰しているのです。

結果ですが8sをポンした次順ツモあがりしました。

すぐにあがれたのはラッキーで結果論ですが他3人の手牌をご覧下さい。

3人ともテンパイすれば私の今の手牌より高くなりそうですし、親番の対面の方はイーシャンテンでした。

安い手ですがあがる事で他3人の将来脅威になるあがりを防げたというわけです。

なので順目が早い1000点・2000点も価値があることを覚えておいて下さい。

こういうあがりを積み重ねる事で成績が向上していきます。

この手も現在カン5s待ちですが3sをツモれば2s・5s待ち、7sをツモれば5s・8s待ちに変化します。誰かからリーチが入ったら困りますが両面待ちになれば勝負になるので降りきれないと思ったら勝負するのも悪くないでしょう。

また現在1位というのもこの手を鳴きやすい条件です。

4位で持ち点が少ない場合は面前で進めてリーチを狙いたいですが、現状のまま1000点をあがれば局を消化し1位のまま進めるのですから効率が良いです。

まとめ

あがりの価値を再確認しましょう。

面前で進めれば高い手でも枚数が少ないターツ(今回の例では一つ目の鳴き例です)は点数が半減しても鳴いてあがりを目指した方が実戦的です。

カンチャン、シャンポンなど鳴いて形が悪くても(今回の例では二つ目の鳴き例です)とりあえず鳴いて安い手でもあがりにむかいましょう。

結果誰かのチャンス手を潰すことになり、自分のあがり率が上がり成績も向上します。

例えばカンチャン、両面が残ったイーシャンテンの場合、カンチャンなど愚形部分は鳴いてテンパイを取る方が得です。

両面は序盤は鳴きませんが、中盤枚数が少なくなった時、終盤は鳴いた方が良いです。

 

*3mはいつでもチーして4p・7pのテンパイを取った方が良いですが4p・7pから鳴くのは中盤枚数が少なくなった時、終盤から鳴きましょう。

オーラスのラス回避のために満貫、跳満が必要な場合は鳴かずに条件に合う手作りをしますが、特に条件がなければ何点あがってもいいのです。

鳴きの判断はパターンも多く難しいので定期的に鳴き判断の記事を書いていきます!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

上達を目指す麻雀講座 天鳳 上級卓編~役を狙う基準~

どうも! カケルです!

今回は上級卓で打った実践譜を使用し、上級卓で勝つための戦術・思考を教えます。
今、上級卓で苦戦している人は参考にして下さい!

ちなみに現在の成績です。

それでは始めていきます!

ホンイツ移行の分岐点

今回のテーマ『役を狙う基準』について学んでいきましょう。

 

東1局の開局、マンズが大目なので若干マンズのホンイツ・チンイツに目が行きそうですがピンズの2・5p受けの両面面子候補があり、しかも3pがドラなので無理にホンイツには行きません。

高い手を上がりたいと無理にホンイツ・チンイツ狙いは空ぶることが多くなるのでまずは手なりで自然に進めましょう。

東1局なので特に高い手を上がらなければ4位になるなど条件もないので、無理に点数を高くする必要もありません。もし西、白、発の役牌を重ねたらポンして役・ドラ1の2000点で上がる選択が実戦的です。

最近の麻雀はスピードが強いと言われていますが『天鳳』では特に強いです。

フリー雀荘など一般的な麻雀とは違い『天鳳』はラスだけがポイントが減ります。なので3着でも良しと考える『ラス回避』能力が重要になっていきます。

上級卓ではまだそれほど『ラス回避』を意識する必要はありませんが、打点が低くてもあがりが多い方が勝ちやすいというのは覚えておいて下さい

色々な強者がいますがスピード重視であがり率が高い、失点などの放銃率が低い人が皆さんに目指してもらいたい一つの強者像です。

東1局だから高い手を目指したいと思うかもしれませんが、ホンイツ・チンイツに向かわなくても自然に高くなる可能性もあります。

例えばここからドラの3p、赤5pなどツモれば3900点以上は狙えます。

リーチが打てれば満貫以上の打点が見込めるでしょう。

逆にホンイツに向かうと西、白、発の役牌を重ねてポンしても赤5mを引かない限り役・ホンイツで3900点です。

これならホンイツに向かわず同じく西、白、発の役牌を重ねてポンしてドラの3p、赤5p、赤5mをツモっての3900点の方が実戦的です。

ホンイツを面前でリーチするのは速度感に欠けるため東1局の開局としてはあまり実戦的ではないですね。チンイツも同じ理由で微妙です。

勿論ツモ良い時は良いのですが毎回この手をホンイツ・チンイツで仕上げようとしている人は少しスピードを意識した方がいいでしょう。

さて実戦譜ですが思いのほかマンズが伸びていきます。

こうなるとホンイツ、まさかのチンイツも見えてきますね。

ここからは9m、西、白の選択ですが9mツモは鳴いてチンイツにいけるので西か白を切ります。基準はホンイツよりチンイツの方が高いからですね。

西と白の比較は大差ないですが基本は全員が使える役牌の白より自風の西を持ちましょう。これは他の三人が役牌の重なりを期待するとき白を持っている可能性は高いですが西を持っている可能性は低いからです。

現在、三人の捨て牌に西はないですがもし持っている、また持ってきた他風の西より役牌の白を大事にするので、西の方が鳴きやすさなど若干価値が高いです。

これはセンスの問題もありますが、一番分かりやすいのは目に見える枚数ですね。

現在、西、白も自分で持っている一枚しか見えていませんが、もし白が一枚切れなら迷わず枚数が多い西を残し白を切りますよね。同じく西が一枚切れの場合は白を残し西を切る手もあります。ただ西の場合は周りが使いづらいので経験則的にはどちらを切っても大差ないイメージです。

そもそも3p4pから切りたいよと言う人もいるかもですが一応ドラの3pが絡むのでまだ様子を見ても良いかと思います。染め手に決めるのも悪くはないですがこの後2p、5p引いたり、ソウズの真ん中を引けばタンヤオの手変わりもあります。

8mチーや1mポンでチンイツに走る手もありますが、まだ3順目なので後3順位はツモに聞いてみたいです。

西をツモったのでこれは自然なホンイツにいけますね。

全部鳴ける所は鳴いてテンパイです。

最初に西を鳴けましたが先に1m、3mが出れば鳴いた方が良いです。

5m、8mの両面の仕掛けは枚数が少なくなってから鳴きたいですが、既に8mが二枚切られているので鳴いた方が良さそうです。

中々こういうケースは珍しいですがこれ位自然にいけるホンイツが理想ですね。無事8000点をあがりました。

まとめ

今回はこういう形になりましたが2p、5pが埋まり西を重ねて役・ドラ2をあがる可能性もあったでしょう。

出来るだけ東1局など点数が平たい状況ではこのように色んな可能性のあがりを考えましょう。

例えばこの局がオーラスで満貫ないとラス回避が出来ないなら満貫にする鳴き、リーチを目指しますがこの局はまだ開局なので何を上がっても自分は得する状態なんですから。

赤有り麻雀は役を狙わなくても自然に高い手が出来るものです。今回もホンイツにしなくても満貫ルートはいくつかありましたよね。

もし自分の手組みが役を追いすぎて遅くしてしまってると思う人はいくつかあがりのパターンを考えてみましょう。

そこで自分にあがる点数の条件があるか、ないか。あるのなら多少無理しても条件に合う手を作らなくてはいけないし、ないなら自然に手を作りあがりを目指す。

それだけで麻雀力は向上していくでしょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました!