どうも! カケルです!
特上卓で打った実践譜を使用し、特上卓で勝つための戦術・思考を教えます。
今、特上卓で苦戦している人は参考にして下さい!
ちなみに現在の成績です。
それでは始めていきます!
特上卓から麻雀のレベルが上がる
天鳳の上級卓では勝ってきたけど特上卓に上がってから勝てなくなったという人も少なくないと思います。
現在、鳳凰卓で活躍している人も初めての特上卓は苦戦したという人が多いでしょう。かくいう私もその一人ですw
上級卓と比べると特上卓は牌効率、押し引き、ベタオリの能力が上がるので、今までよりあがり率が下がり、放銃率は上がりシビアな戦いを要求されます。
なのでこちらも牌効率、押し引き、ベタオリの能力を上げる必要になります。
*参考になる戦術本を紹介しています。
天鳳のポイントシステムを理解する
特上卓に上がってからは天鳳のポイントシステム意識して戦う必要があります。
天鳳は段級位制でポイントをためて昇段を目指していきますが天鳳特有の完全順位制ポイントシステムになっています。
ざっくり言うと1位と2位はポイントが入り、3位は+-0で変動なし、4位だけポイントが減ります。
つまり1位と2位は勝ち、3位は引き分け、4位は負けとなります。
例えば私の段位四段でポイント配分を見ていきましょう。
特上卓四段のポイント配分 1位:+75pt 2位:+30pt 3位:+-0pt 4位:-90pt
全てのポイントは完全順位のみで配分されるので素点の大小関係なく一律に配分されます。
例えば6万点超えの大トップでも貰えるポイントは+75ptで固定です。
逆に点数が無くなりトビラスの大負けでも-90ptで固定です。
天鳳の大きな特徴は4位だけがポイントが減るということです。
そして四段から1位の+ptより4位の-ptが上回ります。
なので1位と4位を繰り返すトップラス麻雀ではどんどんポイントが減っていきます。
また段位によって4位の-ptが一段上がる度に-15ptずつ減っていきます。
四段は-90ptなので五段は-105pt、六段は-120ptと昇段する度に-15ptずつ変動していきます。
特上卓で六段が一番厳しいポイント配分となり、七段に上がるのが難しく1つの壁となっています。
これを理解した上で特上卓で勝つ戦術を考えていきましょう。
ラス回避の意識を高めよう
特上卓のポイント配分を見ていきましたが4位だけがポイントが減っていくのでラス(4位)回避能力が必要になっていきます。
ここでは具体的な戦術・思考を書いていきます。
ベタオリを覚えよう
麻雀の性質上ツモあがりよりロンあがりが多いので必然的にロン(振り込み)が敗因になりやすいです。
見合う勝負にいってロンされるのは仕方ないですが、不要な振り込みは減らさなくてはいけません。
特に注意しなくてはならないのは対リーチの対応です。
自分の手牌が勝負にいけない手牌と判断したら、ベタオリを選択しないといけない局面もあります。
*ベタオリに関連する記事があります。
実戦譜を見ていきましょう。
親のリーチが入りこの手牌です。ドラの7sが2枚あり使い切れば高打点に仕上がりそうですが現在2シャンテンでカンチャン2つ残った不安定な形なのでここから無筋の数牌を切るのは損だと判断しオリ気味に打っていきます。
ここでオリ気味に打つ理由を書いていきます。
- 現在1位
- 親リーチ
- 手牌が2シャンテンでカンチャンがあり形が悪い。
- 赤ドラがある麻雀のリーチは高打点が多い
1の現在1位も重要な1つの理由です。
1位から下位者に振り込みは基本的に損だと覚えてください。
しかも今回は親リーチなので小リーチよりも打点が高く、連荘し局も進みません。
1位の場合は出来るだけ点数を保持して局を進めていき上位で対局を終わらせたいので親リーチの振り込みは持ち点は減る、局は進まないと踏んだり蹴ったりなのですね。
もし自分が1位でも振り込みが多いという人がいたらこれを意識するだけで成績が向上していくでしょう。
2の親リーチですが先程書いたように子より点数が高いからですね。
リーチは強いと色んな記事で書いていますが、親のリーチは点数が上がる分さらに脅威となります。
極端な話、麻雀における親リーチは大体ベタオリした方が良いですw
勿論、平和・ドラ1など形が良くて、ある程度打点があれば追いかけリーチもありですがそもそも戦わないという選択肢も最初はありだと思っています。
特上卓で六段になると戦う場面も分かってくるので模索して欲しいところですね。
3も重要でこれに限らずほとんどの場面でも2シャンテンで押すことは禁止と言ってもいいでしょう。
オーラス、ラス回避のためあがりが条件の場合などは仕方なく押しますがリスクが高すぎるんですね。
最初は抵抗があるかもしれませんが安全牌を切るために面子の中抜き(出来ている面子から安全牌を切る)もしなくてはいけません。
実戦譜の続きで次順6pを引きます。
この手牌は北の対子落とし(2枚切る)、もし北が2枚ない場合は2mの対子落としでしのぎます。
間違ってもこの段階で6pなど無筋の牌は切ってはいけません。
先程書いた面子の中抜きですが8sが安全牌になった時の8s切りがそれに該当します。
中々面子を壊すのは抵抗があるかもしれませんが、麻雀ではよくあることなので割り切りましょう。
1シャンテンでも見合う手牌ではなければ危険牌を何枚も押すので損です。
シンプルな基準としては危険牌が二枚以上になればオリ推薦です。
自分の手牌が満貫位の点数があるか、両面など形が良いかなど条件が重なってやっと勝負に見合う手牌になります。
4ですがまず赤ドラが入る麻雀は高打点になりやすい事を覚えてください。
天鳳では通常ドラが4枚(実戦譜では7s)、赤ドラが3枚あるので合計7枚のドラが毎局手牌に散らばりますので必然的に打点が高くなります。
勿論全てのリーチが高いわけではないですが目安として、子リーチには5200点以上、親リーチには7700点以上、振り込む覚悟をして戦いましょう。
点数設定は自分の感覚ですので何とも言えませんがざっくりとした目安と考えてください。
なので実戦譜のこの手牌じゃ7700点以上振り込むリスクは負いたくないですよね。
余程良いツモをしない限り押し返さないのでオリ気味に打つのが正解です。
結果ですがすぐに親の方が高めの2pをツモり12000点(4000点オール)となりました。
現状安全そうな牌が多いので防げましたが終盤手が進んで4pが2枚あるからと不用意に2pを切っていたら12000点の振り込みとなっていましたね。
テンパイすると押す価値が出てきますがテンパイしてないと基本押す価値がないと認識してください。
もしテンパイしてないけど振り込みが多いという方は見直した方が良いでしょう。
もう1つ実戦譜を見ていきます
下家からリーチが入っており、親、上家には1つずつ鳴きが入っている状況でこの手牌です。
三色が見え8mや9pが入れば戦いたい手になりますが、ここでドラの3pを引きます。
3pは上家以外には危険牌でこれで振り込んでしまうと打点が高くなります。
結論としてこの3pを切るのは損なので切りません。
この時の思考としてはドラの3pは親と下家に切れないので安全牌を切りつつ3pを頭か面子にして復活したいと思っています。
しかしリーチ者に安全牌はないので、ここは3枚ある1mを切りました。
理由としては1枚通れば後2枚は安全牌となり3pに牌をくっつけての復活の対応がしやすくなります。
9m、7mと切る手もありますが、2枚数牌の無筋を通すのはリスクになり、7mは親にも危ないので、1枚の数牌でなおかつ3枚ある1m切りの方が安全度、回し打ちのしやすさで優位と判断しました。
結果1mは通りこの手牌になりましたが6pを引き三色が崩れ若干手牌の価値が下がったのであまり押し返す展開にはならなそうです。
ドラの3pを引けばリーチ・ドラ3のカン8mリーチが打てるので押し返すのはその時位ですかね。
結果親がリーチ者から2900点をあがりました。
まとめ
さていかがだったでしょうか?
天鳳は特上卓からラス回避が重要になってきます。
振り込みは敗因になりやすいので不用意な振込みを減らす事、ベタオリを覚える事で放銃率を減らし成績の向上を目指します。
次回も同じテーマについて戦術・思考をお届けするのでお楽しみに!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
*次回