どうも! カケルです!
特上卓で打った実践譜を使用し、特上卓で勝つための戦術・思考を教えます。
今、特上卓で苦戦している人は参考にして下さい!
ちなみに現在の成績です。
それでは始めていきます!
南2局から意識しよう! 点数状況によって目指すあがり!
今回のテーマ『点数状況によって目指すあがり』について学んでいきましょう。
*前回の記事
こちらでも順位と持ち点によって押し引きの判断・思考を書いてきましたがこちらもラス回避を含め順位を上げる思考を書いていきます。
素直にあがりを目指すのは東場まで!? 南2局から効果的なあがりを目指そう!
東場では周りの点数状況も気にせず普通に打つと思いますが最終的に上の順位を目指す打ち方、ラス回避を目指す打ち方を南場で判断し打ち方を変える必要があります。
そうすることで上位にいる場合は1位を目指す打ち方、もしくは2位を守る打ち方を意識し、下位の場合は3位以上を目指し、3位は現状維持か2位を目指す打ち方を意識し、オーラスで有利に戦うことが出来るような試合運びをします。
目安としては南2局としているのは、南3局、南4局(オーラス)の順位・持ち点状況がとても重要だからです。
1つでも上の順位にいると有利
当たり前の話ですが現在何局であろうと上にいればいるほど有利です。
この局に1位だとして、振り込まずに誰かにツモられても1着順落ちの2位がキープされます。
しかしこの局3位だとして同じ状況が起こればポイント失う4位に落ちてしまいます。
この差が点数状況における思考としてとても重要です。
つまりどんな局面でも順位は上下に入れ替わる可能性があります。
先程の例を現在何局かで考えてみましょう
- 東3局 1位が2位に下がる or 南2局1位が2位に下がる
- 東3局 3位が4位に下がる or 南2局3位が4位に下がる
局面を東3局、南2局で上位者、下位者の順位変動を書いています。
上位者はどちらにしてもそれほど痛くありませんよね。東3局に比べて南2局に順位が下がると局数が減り、トップ率は下がりますがまだ希望があります。
問題は下位者ですね。東3局と南2局どちらも順位が下がりましたが明らかに南2局に順位が下がる方が痛いです。
チャンスが少ない
何故南2局に順位が下がる方が痛いかですが東三局に比べて局数が少なく逆転のチャンスが少ないからです。
- 東3局 東4局~南4局と続くので最低でも5局ある
- 南2局 南3局~南4局と2局しかない
東三局に順位が下がって東4局にいっても南2局まで普通に打てますが、南2局が終わって南3局にいった場合はオーラスを出来るだけ有利に打てるよう打ち方を変えなくてはなりません。
やはり南3局に3位、南4局に3位でも4位にいるよりはラス率が低いのですね。
南4局3位は自分のあがり以外にも4位以外があがるとラス回避が出来ます。
点数状況によって他家に振り込むと4位に落ちる状況があり難しいですが、それでも4位はほぼあがり以外ラス回避は難しいので有利なのですね。
上位者は好きな点数を自然に上がれますが、下位者は条件が出来、あがれない点数が出てきます。
これによって下位者はある程度の手作りを要求されスピードが落ちる事になり不利になります。
下位者にとって南3局などあがりの価値が高いですが、他3人もあがりに向かうのであがりが厳しい時もあるでしょう。
勿論麻雀は全て勝てるわけではないので避けては通れない戦いでもあります。
ここで下位者が出来るだけ有利に進めるための思考を書いていきます。
1つ上の着順を意識しよう
南2局以降自分の1つ上の着順の人をマークしよう。
1位が気になるかもしれませんが、まずは1つ上の順位を目指しましょう。1つ上の順位なら意外と離れていないもんですw
特に注目する点は点差ですね。これによって目指すあがりが決まります。
ここで実戦譜を見てみましょう。
南2局、現在4位で親番です。
思考
ライバルは3位の南家ですね。
点差は11100点なので2600オールで並び4000オールで逆転できる位置です。
親番なので何を上がっても良いのですがこの手牌はまずまずまとまっていて南を鳴くことが出来るので赤とドラを利用し5800点をあがりたいですね。
無理そうでしたら2900点をあがり連荘を目指す。愚形で5800点を無理にあがるよりは両面などの良形で2900点をあがる方が実践的です。
1枚目の南ですがちょっと仕掛けづらいですね。
捨牌1段目はスルーですが2枚目は鳴きで他家に鳴きが入ったり、リーチが入ればスピードを合わせるために鳴きます。
赤5pを引き南・ドラ2の5800点が見えたので南は1枚目から鳴きます。
結果としては北家が鳴き仕掛けをしすぐにあがりました。
続きの実戦譜です。
南3局変わらず4位のままで北家です。
3位とは10100点差です。
思考
この点差なのでオーラスに条件を軽くするため是非ともあがりが欲しい局面です。
また3位の方が親番なので満貫をツモると親被りで3位にあがるチャンスです。
この手牌は何とか面前で仕上げてリーチを目指したいですね。形は悪いですがドラが2枚あるのでリーチしてツモると満貫クラスのあがりが見込めます。
ツモ次第でタンヤオになると終盤は妥協して鳴き、タンヤオドラ2のあがりを目指す可能性があります。
やはりあがれないより、あがったほうがオーラスのラス回避条件が軽くなるので心の準備をしておきましょう。
8順目、二軒からリーチが入り追い込まれますw
しかし二軒の安全牌はなく、あがりたい状況なので真っ直ぐいきましょう。
不利な状況ですが点数状況的には押すしかないです。
現状何を鳴くかは難しいのでもう少し様子を見たいです。
7sを引いて1シャンテンになりましたがこの3pが南家の当たり牌で1300点の失点になりました。
恐らくこのルートが精一杯だったので仕方ないでしょう。
続いてオーラスです。
オーラス、4位のまま西家です。
3位とは11400点差です。
思考
何とかオーラス3位以上で迎えたかったですがこういう時もあります。
きちんとラス回避条件を確認して最後まで諦めずに頑張りましょう!
ラス回避条件は3位から6400点以上のロンあがりか、誰でもOKの跳満のロンかツモあがりです。
6400点は中々作れないのでとりあえず満貫を作る手作りをしましょう。
跳満条件は中々難しいので偶発役の一発や裏ドラを期待して満貫を目指すのが基本思考です。
その中で234の三色や456の三色を意識しながら中張牌を集めていくイメージで手を進めていきます。若干ですがマンズの一通も意識しましょう。
中々役を付けるのが難しく終盤まで来ましたがこんなテンパイをしました。
これは順目の兼ね合いでリーチしましょう。
一発でツモって裏1か裏2条件ですがこれが限界だと判断しました。
ドラの2pを使いたかったですがイーペーコーがあるので同じ1翻として良しとし、周りもテンパイしていそうなので手変わりを待つのは遅く、危険(余ったパイで振り込む)と判断してのリーチです。
また自分から4mが4枚見えており全体的にマンズも安かったので山に3mがいそうという理由もありました。
実際に3mは2枚山にいましたねw一つは王牌でしたがw
まぁこれに関しては偶然の要素が強いので威張ることは出来ませんが結果はツモれず4位終了でした。
結果論ですが一発でツモれば裏も乗り逆転が出来ましたねw
中々4位から厳しい条件をクリアするのは難しいですが、今回と同じように何度も条件に合うあがりを目指せば成功するときもあります。
こういう積み重ねがラス率の低下に繋がるので皆さんも厳しい条件でも諦めずに頑張りましょう!
まとめ
さていかがだったでしょうか?
局数が少なければ少ないほど逆転のチャンスが少なることを覚えておいてください。
なので南3局、オーラス時の順位・持ち点が重要で最終着順に影響するんですね。
またオーラス時4位の時はしっかりラス回避の条件を確認して戦いましょう。
3位の時は現状維持か2位を目指すか点数状況で判断します。
次回も同じテーマについて戦術・思考をお届けするのでお楽しみに!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
*次回